自宅で南国リゾート気分を味わえる外構リフォーム

こんにちは。ガーデンプラス前橋の山本です。

最近インテリアでは、西海岸やハワイ・バリのような南国リゾート風のテイストがトレンドのようです。外構でもその傾向があり、「南国リゾート風のお庭にしたい」というご要望をいただくことがあります。南国リゾート風のお庭づくりではタイルデッキでリゾートホテルのプールサイドをイメージしたり、パーゴラを設置して雰囲気を作るなど様々な方法がありますが、忘れてはいけないのが植栽です。南国のシンボルであるヤシの木やフェニックス・ソテツなど、温暖な地方に生息する木をお庭に植えてあげるだけでも、南国リゾート感を演出することができます。

今回ご紹介させていただくお客様は、白を基調とした南国リゾート風のお庭をご希望されていました。雑草対策もご要望でしたが出来るだけ価格を抑えたいということで、ご予算に合うよう見栄えを意識した場所はポイントを絞ってプランをご提案いたしました。

日々の生活に欠かせない、敷地の入り口付近からご紹介いたします。

こちらが施工前の敷地の入り口です。

人が通る通路と駐車スペースの入り口を兼ねています。施工前は土の状態でしたので、雨が降るたびに水たまりができて足元がぬかるみます。ぬかるんだところにお車が通ると車体に泥が跳ねますし、轍にまた雨水が溜まって悪循環です。さらにここは傾斜があるので、強い雨が降ると土砂が流れ出ます。そこで、こちらの部分には土間コンクリートを打設するプランを立てました。

こちらが施工後の敷地入口です。

全面土間コンクリートにすると工事の金額が膨らんでしまうため、ピンポイントで日々の生活の中で一番困る入口付近だけをコンクリートにしました。少しだけコンクリートの部分に高さを出したので、雨の日も土砂の流出を防ぎます。これでお車の泥はねも軽減されました。

お次は主庭に移ります。

ご覧の通り雑草に覆われていて、お施主様もこの雑草にお悩みでした。ただ、敷地がとても広いため、デザイン性にこだわってしまうとご予算との折り合いが付きません。そこで予算の使い方もポイントを絞りつつ、お施主様ご要望の南国リゾート風を叶えたプランをご提案いたしました。

こちらが完成後のお庭。一番こだわったのは植栽スペースです。

南国ムードをつくるために、植栽は欠かせません。そこで、今回は南国イメージの強いココスヤシを植えました。温暖な地方に生息するココスヤシが日本の冬に耐えられるか懸念される方がいらっしゃいますが、耐寒性もあるのでご心配には及びません。小さな苗木のうちは多少の防寒対策が必要になりますが、ここまで育っていれば雪が降り積もっても枯れることもありませんよ。

そしてココスヤシを植えた植栽スペース、実はよく見るとベンチになっています。インドで採掘された天然硬質石灰岩を敷材に加工した、エスビック社のキュリオルという敷材を使い、趣ある空間に仕立てました。このベンチの天端に使われた石は雨に濡れると色味や質感が変わるので、表情の変化が楽しめるのも魅力です。

そしてお施主様のお悩みでもあったお庭の雑草は、防草シートと砂利敷きで解決しました。

お庭一面を砂利敷きにすると単調になりがちですが、その単調さが良い意味でテラスに設けたタイルデッキやココスヤシを引き立てています。

タイルデッキには、イタリアから輸入したタイルを使いました。焼き物をイメージして作られていて、温かみのある質感や絶妙な色ムラが美しいタイルです。タイルデッキにガーデンファニチャーを置いていただくと、もっと南国リゾート感が楽しめそうですね。

お庭に出られない日も、リビングの窓からココスヤシを眺めてお楽しみいただけると嬉しいです。この度はご依頼いただきありがとうございました。