お庭で作れるカレー食材のご紹介

1月22日はカレーの日、ということをご存知でしょうか？昭和57年（1982年）に社団法人 全国学校栄養士協議会が1月22日の給食のメニューをカレーにすることを決め、全国の小中学校で一斉にカレー給食が出されたことにちなんで定められました。もともとは薬膳料理であり、豊富な栄養が魅力の一つ。カレーには多くの香辛料が入っていますが、中でもターメリックに含まれる「クルクミン」は、免疫力を高め、肝臓の働きをよくしてくれるだけでなく、血行を促進し、体内の有害物質を処理するという優れたスパイス。また、カレーにコクを出すたまねぎも免疫力を高める硫化アリルが多く含まれているため、風邪をひきやすいこの時期にピッタリの野菜なんです。美味しいだけでなく、風邪をひきにくい身体づくりにも効果的な、カレーの具材になる野菜をお庭で育てる方法をご紹介します。自分で育てたということが、きっと何よりの美味しさのスパイスになりますよ。

①にんじん

にんじんの植え付け時期には春まきと夏まきがありますが、初心者は害虫被害の少ない夏まきがおすすめ。土も自分でブレンドするのも一つの方法ですが、市販の培養土を使ってもお手軽です。種をまく時は棒などを使って、深さ１㎝のまき溝を作り１㎝間隔で植え付けます。条間は20㎝以上空けて植えましょう。覆土した後は、軽く手で押さえてあげて土と密着させると、みずやり時に種が流れ出るのを防ぎます。発芽までは種が乾燥しないように新聞紙で被い、発芽して葉と葉が触れ合うようになったら間引きましょう。3回間引きを行い、最終的には10cm間隔になるようにします。にんじんは生長がゆっくりなため、あまり慌ててお水や肥料をあげないようにしましょう。肥料をあげるタイミングは、種をまいて60日経ってからです。品種によって収穫までの日数には差がありますが、あまり育ちすぎると根が破裂してしまうので注意が必要です。

②たまねぎ

たまねぎは種からも育てることはできますが、発芽まで時間がかかるため苗から育てるのがおすすめです。植え付けの時期は品種にもよりますが11月がおススメです。植える間隔は15cmから20cmで、植える間隔によってできるたまねぎの大きさが違います。植える時に緑の部分に土がかぶらないよう、浅めに植えるのがポイント。土には石灰を混ぜてあげると効果的ですよ。植え付け後は土を軽くおさえて、水をあげましょう。にんじん同様、途中追肥をします。葉の8割が倒れてきたら、収穫の合図です。たまねぎはついつい冷蔵庫の野菜室に入れてしまいがちですが、風通しのよい日陰に置くと日持ちもよく甘味が増します。

③じゃがいも

じゃがいもは種いもを土に植えます。植える時期は夏の収穫なら2月下旬～3月上旬、冬の収穫なら8月下旬～9月上旬を目安に植え付けてください。販売されている種芋は大きさによってカットすることで、苗を増やし、収穫量も増やすことができます。卵大のものなら2つ切りに、大きいものは4つ切りにしましょう。深めに掘るか、畝を作って種いもがしっかり土をかぶるように植えます。じゃがいもは乾燥した土を好むので、水やりは控えめに。発芽してある程度育ったら、太い茎のものを残して間引きます。この時、根元に土を足しましょう。途中追肥をし、葉が枯れてきたら収穫のサイン。収穫の10日ほど前から土を乾燥気味にすると、うまみが増しておいしいじゃがいもになりますよ。

④ゲッケイジュ（ローレル）

ゲッケイジュはカレーなどの煮込み料理の香りづけに入れるスパイスの一種です。一般的には苗木や挿し木から育てます。植え付けは4月と9月形町おすすめ。ガーデンプラスのプラントプランでもプレゼントしていますのでそちらの情報と合わせてご覧ください。ゲッケイジュ（ローレル）の詳細はこちら。収穫したゲッケイジュは一度乾燥させ、水気を無くしてからカレーを煮込む最後に入れてください。爽やかな香りが肉の臭みを消してくれますよ。

今日は夜から関東地方でも雪の予報が出ています。お庭の雪対策はもう済んでますか？お庭の雪対策についてはこちら、立水栓の凍結防止についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、対策がまだの方は是非ご一読ください。