フロントガラスの凍結を防ぐカーポート

こんにちは。ガーデンプラス本部ブログ担当の中谷です。

今年の冬は暖冬ということで、全国的に平年の気温より1℃以上高い日が続いています。ガーデンプラス本部のある神戸でも、冬物のコートを着ている方は少なく感じます。ただ、今週末から本格的な冬の寒さになるとの予報が出ていますので、体調を崩さないようしっかり寒さ対策をしたいですね。

気温が下がると起こる困りごとの一つに、車のフロントガラスの凍結があります。特にお車で通勤される方は毎日のことですので大変ですよね。かといって、凍結したまま出発することはできませんので時間のロスになります。

そこでおすすめしたいのがカーポート。カーポートは雨や積雪を防ぐだけでなく、フロントガラスの凍結も防いでくれます。今回はカーポートがフロントガラスの凍結を防ぐメカニズムからご紹介いたします。

寒い冬の朝、お出かけの際に車に雪が積もっていたりフロントガラスが凍結してしまったり、出発までにかなりの時間を要します。特に困るのがフロントガラスの凍結。これは夜中から明け方にかけて急激な気温の低下を引き起こす放射冷却によって起こるもので、フロントガラスがガチガチに凍ってしまいます。

もし凍ってしまったらデフロスターをつけてフロントガラスを車内から温めたり、ぬるま湯をかけてゆっくりと溶かしていきます。そして熱湯をかけてしまうと急激な温度変化により、フロントガラスにヒビが入ったり最悪割れる恐れがありますので注意しましょう。

予防策としておすすめしたいのがカーポート。放射冷却によってフロントガラスの表面から逃げる熱を、カーポートが抑えてフロントガラスの凍結を防いでくれます。そして空気中の水蒸気が凍って降り注いで起こるフロントガラスの凍結も予防します。

近年では東京などの都市部でも積雪が観測されているので、お車への積雪にも効果を発揮します。カーポートのタイプによって耐雪性能が異なりますので、お住まいの地域の積雪量を目安にお選びください。

フロントガラスの凍結を完璧に防ぐなら、シャッター付きのガレージがおすすめです。シャッターを閉めると冷気を防いで中の温度を保つので、冬場のお出かけもスムーズ。お車まわりの整備品やタイヤの収納庫としても便利ですよ。

積雪があまりない、近畿地方より西の地域では軽快なデザインのカーポートもおすすめです。特に2本柱のタイプは柱が邪魔にならず、省スペースでも設置が可能。日頃は雨除けとして活躍し、冬場はフロントガラスの凍結を防ぎます。近畿以西の地域では、カーポートがあればフロントガラスの凍結をほぼ防げるという予測もあります。あまり冷え込まない地域では雪に対する備えがない分、急に凍ると慌てがちですので、忙しい朝に困らないよう備えておきたいですね。

豪雪地域なら耐雪性能の高い折板タイプのカーポートがおすすめです。ポリカーボネートの屋根材では、雪の重みに耐えられず屋根材が落下してしまう恐れがあります。記載されている耐雪強度はあくまで目安です。雪質によっては重量がありますので、耐雪性能には余裕を持ってカーポートを選びましょう。

いかがでしたか？日中暖かくても、夜から明け方の冷え込みでフロントガラスの凍結は起こります。フロントガラスの凍結に限らず、寒さ対策をしっかりして冬を迎えたいですね。