暑さに強い夏の花
耐暑性の強いスタンダードな花の中でも、少し変わった色味のものをご紹介します。

こんにちは、ガーデンプラスの中川です。
今年は梅雨前線が停滞し、しっかりと雨も降る長い梅雨となっていますが、明ければ本格的な夏に。陽射しがしっかり降り注ぎ、花壇は毎日水やりが欠かせない季節になります。
本日は夏の花壇に加えたい、暑さに強いおすすめの花をご紹介します。最近では花色がとても豊富なので、今回は少し変わった性質や花色のものを取り上げたいと思います。
ペチュニア
朝顔のような柔らかい花びらのペチュニアですが、雨に弱いという性質があるため主に鉢植えで楽しまれてきました。分岐が旺盛で、切り戻すことでこんもりとした形を作ることができます。最近では剪定しなくても分岐したり、雨に弱い性質をカバーした品種もあるのだとか。庭植えの場合は通常屋根がないので、雨に強い性質はありがたいですね。
ペチュニアは品種改良も進んでおり、上の写真のようなニュアンスカラーの花色も増えました。高級感のある雰囲気の門まわりにも似合いそうですね。
こちらは私が去年購入させていただいた「湘南ヴェルデ」というペチュニアのブランド品種。花びらがかなり肉厚なフリルの八重咲きで、グリーンや紫の絞り染めといったかなり珍しい色味に一目ぼれしました。通常のペチュニアと同じく分岐が旺盛で、育てやすかったです。
ひまわり
夏の花の代表格のひまわり。小学校で育てたことがあるという方も多いのではないでしょうか?1本の茎にひとつの花が基本で、花が終わってしまうと観賞期も終わってしまうイメージのひまわりですが、最近では花壇向けに、矮性のものや分岐が旺盛で、花が次々と咲くタイプが出ています。
こちらは私が去年育てたひまわり。背丈も腰ぐらいまで育ち、7月から10月半ばまで花を咲かせ続けました。開花のための栄養分が必要なので、開花中も置き肥のような緩効性肥料を与えてあげるとよく花が続くそうです。黄色いビタミンカラーがいつでもお庭に咲いてくれていると、元気をもらえる気がします。
ジニア
ジニアも夏の花の代表格。「百日草」というだけあって花期が長いです。
オレンジなどのビタミンカラーが主流だったジニアですが、こちらも最近では花色が豊富に作られています。最近ではこういったグリーン系や色変わりする品種が人気です。
エキナセア
こちらはジニアに似た「エキナセア」という宿根草。6月から8月ぐらいまでが開花期の北アメリカ原産の品種です。品種が豊富で、ジニアよりも背が高いものから矮星のものまでバリエーションに富んでおり、上の写真は「エキナセア・パラドクサ」という、黄花品種です。
こちらはエキナセアでも花弁が垂れ下がったタイプ。エキナセアのポイントである中央のいがぐりのような花芯が目立つ姿で、ひょろりと長い花姿は花壇の中でも縦のラインを作ってくれますね。
ユーフォルビア「ダイヤモンド・フロスト」
ユーフォルビアは仲間がとても多い種類で、多肉植物、一年草、多年草と多岐にわたります。夏の間の花壇でここ数年人気なのが、「ダイヤモンド・フロスト」など白い小花を咲かせる非耐寒性低木の「ユーフォルビア」。白い小花がカスミソウのようにふんわりと咲いてくれますが、実は白い部分は苞と呼ばれる葉の部分なので観賞期も長いのです。こんなに清楚な見た目ながら、暑さや乾燥にかなり強いのも頼もしいですね。涼し気な花壇や鉢植えを作りたいときに、ぜひ取り入れたいです。
サルビア
宿根草としても人気のセージやサルビア。ブルーのサルビアといえば一年草の「サルビア・ファリナセア」がこの時期はよく園芸店に並びますが、ちょっと変わった品種をお探しならこちらの「ガラニチカ」もおすすめ。ブラックの花茎に青紫の花と、なかなか個性的な装いです。大きく育つので、お庭の主役になるボリュームもあります。
コリウス
何度かブログでも紹介してきましたが、やはり夏のカラーリーフといえばコリウス。暑さに強く、リーフプランツのため観賞期も長いです。ボリュームを出したいときは摘芯をしてください。切った穂は土や水に差しておくと発根して株を増やせますよ!
上の写真はキャラメルカラーのコリウス。オレンジ系のエキナセアやジニアと合わせた花壇で、秋まで楽しめそうです。
いかがでしたでしょうか?
夏の花壇向けの花には、耐暑性が必須。自然と品種は限られてくるのですが、その性質を維持したまま次々と新しい品種やバリエーションが生み出されています。お好みの花を探してみてくださいね!

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。今年も暑くなりそうですので、夏の花壇をお手入れされる際にはくれぐれも熱中症にお気を付けくださいね!
ガーデンプラス本部
Web担当
中川知春
お客様の目線に立って、お庭の楽しみ方や情報をお伝えしていきたいと思います。