ウッドデッキにフェンスは必要?愛犬の安全を守るためのポイント
フェンスで囲んだウッドデッキは簡易ドッグランになり、愛犬の転落・脱走を防げます。フェンスの選び方もご紹介します。
目次
わんちゃんが外の空気を楽しめるウッドデッキ
ウッドデッキは、犬が遊んだり日光浴を楽しんだりするのにもぴったりの場所です。犬は基本的に外が好きで、ウッドデッキやテラス囲いなど、外の空気や季節を感じながらくつろげる場所を好みます。
またウッドデッキは、お庭のように土や砂でわんちゃんの足が汚れる心配が少なく、飼い主さんにとってもメリットを感じられるエクステリアなのです。
オープンのお庭にもドッグランを作れる
お庭の広さに制限があり、お庭全体をフェンスで囲うのは難しいというときでも、デッキフェンス付きのウッドデッキを施工すれば、ドッグランのように使うことができます。
こちらはメーカー主催の施工写真コンテスト「エクステリアリフォーム部門 優秀賞」を受賞した施工事例です。
建物が高い位置にあるお住まいで、手前はオープンなお庭と駐車スペースとなっていますが、ウッドデッキを含めた建物まわりをわんちゃんがドッグランのように自由に歩き回れるよう設計。デッキフェンスはピッチの狭い桟のデザインで、圧迫感を少なくしつつ、わんちゃんがよじ登ることもできない設計です。
フェンスの高さも十分にあり、安全性の高い環境で、わんちゃんもお庭を眺めながらのびのびと過ごせそうですね。
ウッドデッキづくりのポイントは、こちらの記事も参考にしてください。
→ウッドデッキで愛犬と一緒にくつろぐ!犬も楽しめる屋外スペースの作り方
ウッドデッキをフェンスで囲って安全な環境に
「ウッドデッキで、愛犬をノーリードで遊ばせたい」という場合には、わんちゃんの安全を考慮してデッキフェンスの設置をご検討ください。
ウッドデッキは基本的に室内の床と合わせた高さになります。深基礎のお住まいの場合、デッキの高さも人の膝以上になることも。人間はステップを通りますが、ウッドデッキからぴょんと飛び降りて足を骨折する可能性もあります。人から見れば大したことない段差に思えても、体の小さな犬にとってはリスクが高まるので注意が必要です。
骨折しやすい犬種として知られるのが、トイ・プードル、ポメラニアン、チワワ、パピヨン、ミニチュア・ピンシャー、イタリアン・グレーハウンドなど。これらの犬種は足の骨が細く、骨を支える筋肉が少ないという特徴が見られます。その他、子犬やシニア犬も犬種を問わず骨折するリスクがあります。
お庭をクローズにしているお住まいでも、ウッドデッキの上にもフェンスを設置していれば行動範囲を制限でき、リビングで作業をしていてもわんちゃんの様子を見ることができるでしょう。
ウッドデッキのフェンス選びでは、わんちゃんの安全を守るために「高さ・隙間・形状・強度」を考慮する必要があります。
高さのあるフェンスで飛び越えを防ぐ
フェンス設置の際には、まず「高さ」を考慮しましょう。例えば、ジャック・ラッセル・テリア、パピヨン、ミニチュア・ピンシャーなどのジャンプ力のある犬種は、大型犬よりも高くジャンプすることもできます。
また、トイ・プードルは狩りを行っていたルーツをもつため運動能力が高く、「1,000mmほどのフェンスを助走なしで飛び越えた」「フェンスをよじ登って乗り越えようとしていた」といった話もあります。
そのため、犬の大きさだけでなく、犬種や運動量からフェンスの高さを決めるようにしましょう。ウッドデッキの場合は助走をつける広さがそれほどありませんので、到達できる高さにも制限がありますが、気になる方は独立フェンスや前面パネル付きのテラス屋根を併設すると、リスクを抑えられます。
形状も考慮してよじ登りを防ぐ
トイ・プードルなど、運動能力が高い犬種は、フェンスをよじ登ることもあります。犬は猫と違って、高い所に登った後に自力でうまく降りることができません。飛び降りて着地する際に、関節を痛めたり骨折したりする可能性もあります。
そのため、足をかけてよじ登ることが困難な「縦格子」や「目隠しパネル」のフェンスを選ぶなど、フェンスの形状も考慮するとより安全性が高まります。
力が強い犬は強度にも注意
大型犬などの力の強い犬が勢いよくフェンスに体当たりすることも想定し、「強度」についても考慮が必要です。高さが十分であっても、フェンス自体の強度が低くて倒れたり傾いたりすると、ウッドデッキから外に出てしまいます。人工木のウッドデッキは加工がしやすく、オプションのデッキフェンス以外にも取り付けられるフェンスがありますので、プランナーにご相談ください。
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この記事の監修者:DogHuugy
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