かんたん庭レシピNo. RCP29609DogHuggy監修記事 ペットが暮らすお庭 商品紹介 施工例紹介
posted by ガーデンプラス本部
更新日:2022/07/06
投稿日:2021/04/23
ウッドデッキで愛犬と一緒にくつろぐ!犬も楽しめる屋外スペースの作り方
愛犬にウッドデッキで楽しく過ごしてもらうために、気をつけたいポイントについてご紹介します!

家族のくつろぎスペースやお洗濯スペースなど、様々な活用方法があるウッドデッキ。愛犬と一緒に日光浴しながらのんびり過ごすにもぴったりです。また、フェンスやリードフックを使って安全に過ごせる設計であれば、飼い主さんは室内で家事をしながら、愛犬は自由にウッドデッキに出て外の空気を楽しむことも可能に。わんちゃんと一緒にくつろぐウッドデッキを設置する際に気をつけたいポイントについてご紹介します!
犬にも喜んでもらえるウッドデッキ
新築・リフォームにかかわらず、お庭に設置するエクステリアとして高い人気を誇るウッドデッキ。弊社でもたくさんのお客様にご利用いただいています。
ウッドデッキが人気である理由の一つは、様々な用途に活用できる点です。例えば、子供のビニールプールや遊具を置いて遊び場にしたり、イスやテーブルなどのガーデンファニチャーを置いて家族のくつろぎスペースにしたり、鉢植えなどを並べてガーデニングスペースにしたりと用途は様々。お洗濯物干し場など家事スペースとしての活用も人気です。もちろん広さが限られる場合も、室内の床と高さを合わせたウッドデッキが掃き出し窓に設置されると、お庭との行き来がとてもしやすく安全。ベンチや縁台としてご利用いただけます。
また、ウッドデッキは犬が遊んだり日光浴を楽しんだりするのにもぴったり。犬は基本的に外が好きですが、年中屋外で過ごすと熱中症や蚊などによる感染症の心配があるほか、飼い主の姿が見えなくなるため、わんちゃんに不安を感じさせてしまうことにつながります。そこでウッドデッキやテラス囲いなど、外の空気や季節を感じながらくつろげる、お庭と室内の中間スペースを作ってあげると犬に喜ばれるのです。
メンテナンス性と犬の足腰を考慮した床材を選ぶ
ウッドデッキの中にも、天然木と人工木といった素材の違いがあります。
天然木はその名の通り天然の木材で、木の質感を感じられるデザイン性や温度上昇を抑える効果など天然素材ならではの良さがあります。ただし、安い木材は雨や風の影響を受けて腐食したり白アリの被害を受ける可能性があるため、防腐剤や薬剤の塗装を定期的に行う必要があります。防腐剤の塗装がほとんど必要ないハード系木材は流通量が限られていて、価格も高い傾向にあります。
天然木のウッドデッキは、木の質感が犬にとっても心地よく、リラックスしてもらうにはぴったりです。ただし、木のささくれで肉球を傷つけないよう注意が必要です。
一方の人工木は、樹脂やアルミ素材の表面に木粉を吹き付けた物。腐食や白アリの影響をうけませんので、天然木よりも耐久性が高くメンテナンスもしやすいという特徴があり、価格も手頃です。もちろんカット加工なども出来るので、お庭に合わせた変形サイズも対応できます。
こちらのお庭では活発なわんちゃんのため、障害物走ができるようにウッドデッキを設置しました。腐食に強い人工木デッキなら屋根のないところに設置してもメンテナンスいらずです。
人工木は特にウレタン塗装などがしてあると、犬のよだれやちょっとした粗相で汚れた場合も掃除しやすいことから、おすすめの素材です。ただ注意したいのが、表面がつるつるした材質だと滑りやすく。犬の足腰に負担がかかってしまう点です。最低限の基準として、犬が座ったときに滑らずにまっすぐな姿勢を保てる程度のグリップ性がある材質を選びましょう。座ったときに滑って足が開いてしまうと、股関節を痛めてしまう恐れがあります。
ウッドデッキは、わんちゃんが噛んだり引っ掻いたりして傷を付けることや汚れることを考えて「耐久性やメンテナンス性が高い物」と、「犬の足腰への負担が少ない物」という二つの観点から選ぶのがおすすめです。
【特に足腰への負担が大きい犬種】
スタンダード・ダックスフンド、ミニチュア・ダックスフンド、カニンヘン・ダックスフンドは、胴長のため床で足を滑らせると腰への負担が特にかかる犬種。犬が過ごすスペースにカーペットを敷くなど対策すると、滑る心配が減ります。
暑さ・寒さ対策をして快適な温度・湿度を保つ
屋外のため、暑さ・寒さへの対策は欠かせません。犬が快適に過ごせる気温は20〜25℃程度、湿度50〜60%程度と言われていて、特に夏の暑さには弱いのです。28℃を超えると熱中症になる危険が高まるため、ウッドデッキなどの屋外スペースを設ける場合は、風通しが良いところがおすすめ。日差しが強い場所であれば、オーニングやサンシェードで直射日光から守ってあげましょう。最近ではテラス屋根に更にシェードをつけられるアイテムもあり、ポリカーボネート製の屋根によって雨や紫外線も避けられることができます。
また、ウッドデッキの表面が熱くなりにくい材質や色を選ぶことも効果的です。天然木は一般的に高温になりにくい性質がありますが、最近では人工木ウッドデッキでも高温になりにくい素材が出ています。
姉妹店エクスショップにて、夏の直射日光下での人工木ウッドデッキと天然木の表面温度を計った記事を掲載していますので、参考にしてください。
≫真夏にウッドデッキを素足で歩けますか?(表面温度の計測報告)
しかし、人間にとっては何とか我慢できる熱さでも、毛皮に覆われている犬にとっては致命的な温度になる可能性も。暑い時期でもウッドデッキでのんびりさせてあげたい場合は、日陰のスペースを用意してあげてください。ウッドデッキの近くに木を植えて、木陰を作るのおすすめです。
小型犬や老犬となるとは冬の寒さにも弱いため、毛布をそばに置いてあげたり、フェンスやクッションなどで風を除けられる場所を作ってあげると体温低下を防げます。いずれにせよ、定期的にわんちゃんの様子を見て、体調に変化がないかを確認したり、わんちゃんが涼しいところ・暖かいところを行き来できるように工夫すると良いでしょう。
愛犬の様子を見守り、くつろげるスペースにしてあげる
ウッドデッキで愛犬をノーリードで遊ばせたいという場合には、犬の安全のためにお庭にフェンスの設置が必須です。適切なフェンスの高さや強度がないと、犬が外に飛び出してしまうことがあります。
もしくは、リードフックやドッグポールを取り付けてリードをつなげれば、フェンスがなくても敷地外への飛び出しを防ぐことが可能に。リードの長さを調整すれば行動範囲を決められるため、家の中とウッドデッキとを犬が自由に出入りすることもできます。リードが絡んでしまわないよう、周りに障害物がないかを確認してあげてください。
ただし、脱走・飛び出し対策をしているからといって、ウッドデッキに出しっぱなしではわんちゃんによっては寂しがってしまいます。そばにいてあげたり、目の届く範囲に飼い主がいてあげたりすると犬も安心してくつろぐことができるでしょう。
また、ウッドデッキから外の様子がよく見渡せると、縄張り意識からかえって落ち着かなくなる犬種もいます。例えば、人が通ったり鳥が近づいたりするのが見えて吠えてしまうのです。落ち着いて過ごせるように、道路側や隣地境界など人通りのある場所に目隠し用のフェンスやシートを設置してあげると良いでしょう。
【警戒心が強く吠えやすい犬種】
ビーグル、ダックスフンド、チワワ、ジャック・ラッセル・テリア、柴犬、シェットランド・シープドッグ、ヨークシャー・テリアなど
まとめ
ウッドデッキで愛犬に過ごしてもらう際に、気をつけたいポイントについてご紹介しました。土のお庭で過ごさせるのと比べて、汚れが付きにくいこともおすすめポイントです。また、ウッドデッキとお庭を自由に行き来できるような環境であれば、ウッドデッキに階段やスロープを付けて上げると、足腰への負担が軽減できます。愛犬のために安全・快適な屋外スペースを作ってみてはいかがでしょうか。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。ガーデニングも楽しみつつ、愛犬とも遊べるお庭づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。
この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
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