運動が大好きなイタリアン・グレーハウンドに合った、お庭での遊び方を紹介!
多くの運動量を必要とするイタリアン・グレーハウンド。健康のためにもお庭遊びを始めてみませんか?

しなやかな体にすらりとした長い足が特徴的で、小型犬のなかでも人気の高いイタリアン・グレーハウンド。血統書を発行しているジャパンケネルクラブによると、2022年には2,898頭が登録されており、日本で20番目に多く飼われている犬種です。(≫2022年 犬種別犬籍登録頭数)
小型犬で、体高32cm〜38cm・体重5kgまでが目安のため、イタリアン・グレーハウンドと暮らしている方は、まず室内環境を整えていることと思います。
一方で、活発で運動が大好きという特徴があるイタリアン・グレーハウンド。多くの運動量を必要とするため、ときには外で思い切り遊ぶことが、ストレス解消や健康維持にも繋がります。イタリアン・グレーハウンドが安心して遊べるお庭づくりが、お家をより一層楽しい空間にしてくれるでしょう。
そこでこの記事では、イタリアン・グレーハウンドの特徴を踏まえて、お庭で楽しめる遊びを中心にご紹介していきます。
愛情深く従順なイタリアン・グレーハウンド
気品溢れる顔や佇まいが魅力的なイタリアン・グレーハウンド。その歴史は古く、古代エジプトにいた小型のグレーハウンドを祖先とし、紀元前5世紀初期にギリシャを経由してイタリアへと渡りました。その後は各国で貴族や王族に愛され、日本には江戸時代にやってきたといわれています。
また、イタリアン・グレーハウンドは、かつては狩猟犬として活躍していました。こうした背景もあり、ジャパンケネルクラブでは、優れた視力と走力で獲物を追跡捕獲する犬「視覚ハウンド」に分類しています。
そんなイタリアン・グレーハウンドは、賢く温厚な性格をしていて、飼い主さんに対して愛情深く従順な犬種です。一方で、繊細で感受性が強い面もあり、ストレスを溜め込んでしまうことも。ストレス解消のためにも、適度に運動させてあげることが大切です。
肥満防止とストレス発散のためにもお庭遊びを!
ジャンプや走りが得意なイタリアン・グレーハウンドは、「犬と一緒に外で遊びたい」という方のパートナーにもぴったりです。活発で必要な運動量が多く、お散歩は1日2回各30分程度が目安となります。飼い主さんと一緒に遊ぶことが好きなため、お庭遊びも楽しんでくれるでしょう。
そんなイタリアン・グレーハウンドは、運動不足によって肥満になりやすく、太ると骨に負担がかかってしまうという点には注意が必要です。そもそも足が細く骨折しやすい犬種で、壁にぶつかったり段差から落ちたりする衝撃で骨が折れることもあるのです。肥満にならないよう運動や食事を管理してあげるほか、イタリアン・グレーハウンドが過ごすお庭などでは段差や飛び乗れる場所をなくして、骨折を防止しましょう。子犬期は特に骨が弱いため、激しい運動は避けたほうが良いです。
また、狩猟犬のルーツをもつイタリアン・グレーハウンドは、動く物を見ると本能的に追いかける習性があるため、高さが十分にあるフェンスを設置するなど、脱走防止対策を行ないましょう。コマンドなど落ち着かせる手段を用意しておくのも大切です。
そのほか、イタリアン・グレーハウンドは脂肪が少なく皮膚が薄いため、寒さには特に弱いといえます。冬にお庭で遊ぶ場合は、できるだけ暖かい時間帯を選ぶようにして、防寒のために服や靴を着せてあげましょう。冷えやすい耳を覆うスヌードもおすすめです。
では、イタリアン・グレーハウンドと一緒に楽しめるお庭遊びをご紹介します。
イタリアン・グレーハウンドと一緒に楽しめるお庭遊び
・ボール・おもちゃ遊び
狩猟犬のルーツをもつイタリアン・グレーハウンドは、動く物を追いかける遊びが大好きです。遊びを通じて狩猟本能を満たしてあげましょう。フェンス設置など脱走防止対策を徹底していれば、ボール一つで楽しく遊ぶことができますよ。
ボールは、誤飲の危険がある小さなサイズではなく、愛犬がくわえられる以上のサイズを選びましょう。また、わんちゃんにボールを与えて後は自由に遊ばせる、という遊び方をすると、誤飲や怪我の危険があります。愛犬に寂しい思いをさせないためにも、「よくできたね」とコミュニケーションを取りながらボール遊びを楽しみましょう。
・引っ張りっこ
引っ張りっこは、専用のロープやおもちゃさえあればできる遊びで、準備も手軽です。飼い主さんと一緒になって遊ぶことができるため、わんちゃんにも喜んでもらえます。子犬期の噛む欲求を満たすためにもおすすめです。
引っ張りっこを続けていると、徐々に犬が興奮してくることがあります。うなったり、おもちゃを振り回したりする前に、クールダウンの時間をしっかりと取りましょう。
・自宅ドッグラン
イタリアン・グレーハウンドは運動好きな犬種のため、ときには存分に外を走り回らせてあげたいものです。公園のドッグランなどに行くのも良いですが、自宅ドッグランを設置することで、より手軽に愛犬に運動させてあげられます。
骨折を防止するために、段差や飛び乗れる場所をなくして、自由に走り回れるような環境を作ってあげましょう。また、フェンスの設置やお庭の舗装も大切です。天然芝や人工芝、ゴムチップなど柔らかい素材で舗装しておくと、足腰への負担が軽減されるため、より安心して遊べます。
まとめ
室内だけでなくお庭でも遊べるようになれば、わんちゃんはこれまで以上に楽しく過ごせるのではないでしょうか。お庭で楽しく遊んだ日は、散歩時間を少し減らしてあげるなど工夫しましょう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。ガーデニングも楽しみつつ、愛犬とも遊べるお庭づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。
この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
「DogHuggy Magazine」の運営を担当する犬のプロが記事監修を行っています。
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