安くてオシャレ！高見え外構の作り方【動画あり】

今回のテーマは、「安くてオシャレな高見え外構の作り方」！

近年、建築における資材費の上昇や物価の高騰、更にはローン金利の増加などから、新築のコストがかなり上昇しています。そのため、外構工事においてもできるだけコストを削減し、なおかつおしゃれで高級感のある仕上がりを目指したいですよね。

「見積もりを安くする」ということは、何かを諦めるといったネガティブなイメージかもしれませんが、ご安心ください！コストを抑えつつも、見栄えの良い「高見え外構」を手に入れる方法があります。ここでは、そのための3つのコツをご紹介いたします。

ローコストでもおしゃれな高見え外構を実現するための１つ目のコツは、「1番欲しいポイントを決める」ことです。プランを作成する際に、「諦めるもの」を選んでしまうと、最終的なデザインに物足りなさを感じてしまうことがあります。これは外構の中でありがちな残念なパターンです。

そこでオススメなのが、「諦めないもの」、つまり1番欲しいものを最初に明確にすること！例えば、「カーポートはかっこいいものにしたい！」や「大きなタイル貼り門柱にしたい！」など、「1番欲しいポイント」を先に決めましょう。これにより、シンプルでありながらアクセントの効いた、おしゃれな外構を目指すことができます。

プランナーはこのポイントに基づいて、予算に合わせたデザインを考え、プランを作成します。何事も「これが一番大事」という軸を決めてしまえば、あとはコーディネートするだけ。家づくりのテーマがあれば、それを外構にも取り入れることで、統一感のあるおしゃれな家に仕上げることができます。

例えば、上の写真のお家は「無垢の家」というテーマで統一されており、ヴィンテージの自然石の舗装やガビオンを取り入れています。

デザインだけでなく、「機能性重視」というのも立派なこだわりポイント。上の写真のお家は、雨の日でも洗濯物が干せるようにテラス囲いを設置したり、ファサードに多くの屋根を設けて濡れないようにしたりと、とにかく暮らしの快適さにこだわった外構が魅力的です。

「一番欲しい」を諦めない外構が、毎日見ても「やっぱり良いな～」と思える、満足度の高い外構を生み出すポイントです。

外構をリーズナブルかつおしゃれに演出するための2つめのコツは、「素材よりもデザインを優先する」ことです。家づくりと同じように、外構でもタイルや塗装、フェンスなど、多岐にわたる素材の選択が求められます。特に、玄関アプローチや駐車場など、自然石やインターロッキングでおしゃれにデザインしたい！という方が多いでしょう。しかし、カッコイイ素材はコストがかかるもの。リーズナブルでありながら高見えさせるための方法は、素材よりもデザインに焦点を当てることです。

例えば、上の写真のようにタイルなどの舗装材を使わないで、シンプルなコンクリート仕上げでもおしゃれに見せることは可能です。

同様に、駐車場のコンクリートも、目地の入れ方にこだわるだけで、一気に高見えします。

上の写真の駐車スペースでは、敷地の広さをより強調するために、砂利目地を横方向に入れています。コンクリートの割れを防ぐために縦にも目地を入れていますが、グレーの伸縮目地を使うことで、デザインの妨げにならないように工夫しています。

広範囲でコンクリートを使う際、目地は必須ですが、ただの割れ防止ではなく、デザインの一環として取り入れることでおしゃれな印象を与えます。

また、予算を抑えつつ「乱形石も使いたい！」という場合は、広い面積ではなく一部に取り入れるのがおすすめ。デザインに工夫を凝らし、石の面積を減らすことでコストを削減し、おしゃれで高見えする外構を実現できます。

上の写真のアプローチでは、緩やかなアールをデザインすることで、デザイン性をUPさせながら、乱形石の面積は減らして、コストダウンとおしゃれの両方を叶えました！

低予算でもおしゃれで高見えする外構を実現するための3つめのコツは、「シンプルイズベスト」です。コストを抑えながらもオシャレな外構を作りたいなら、シンプルなデザインを追求することが一番のおすすめです。

特に機能門柱やフェンスなどのエクステリア商品は、最初に決めた「一番欲しいポイント」以外はできるだけシンプルなデザインを選ぶ方が効果的です。

例えば、上の画像で２つの機能門柱を見比べたとき、単体で見ると右の木目調の機能門柱の方が良く見えるかもしれませんが、実際に建物との調和を考えると、単体のデザイン性はそれほど重要ではありません。逆にシンプルなデザインは他の要素を引き立て、全体を調和し、おしゃれな雰囲気を演出してくれることがあります。

この写真の様に、シンプルな機能門柱があるからこそ、デザイン性の高いフェンスが映えます。シンプルな白の建物にも調和していて素敵ですね。同様に、色を選ぶ際も同じ考え方が適用されます。例えばフェンスの色を選ぶ際、フェンスだけを見ると木目が良く見えるかもしれませんが、実際に建物と全体のバランスを考えると、ステンカラーの単色の方が効果的な場合もあります。

結局のところ、シンプルなデザインは無駄を削ぎ落とし、他の要素を引き立て、全体のバランスを整える力があります。コストを抑えつつもおしゃれで高見えする外構を作り上げるためには、シンプルなオシャレを追求することが成功の鍵となります。

ちなみに…シンプルでありながらおしゃれに見える、そしてリーズナブルな、イチオシのフェンスがあるのでご紹介します！

YKKAPのルシアスフェンスLiteは、シンプルながらもデザイン性があり、特に黒のカラーがおすすめです。細い黒いラインがデザインのアクセントとなり、モノトーンのシンプルモダンな雰囲気にも、少し温かみのあるお家にもしっくりと馴染みます。商品には木目のバリエーションもありますが、木目の方が、価格が高くなる上に、細かいデザインの柄があまり目立たないので、シンプルなデザインに合わせるなら、黒の方がアクセントとして映えるかと思います！

ただし、この商品は手すりやフェンスとしての機能性よりも、あくまでデザイン的なアクセントとして考えてくださいね。

いかかでしたか？

コストを抑えたことで後悔の残る外構になった…という結果は避けたいですよね。工夫次第で、コストを抑えてもオシャレにできる！それどころか、もっとオシャレになった！！といったこともあるので、今回ご紹介した高見え外構をつくるコツを参考にしていただき、後悔のない外構プランを考えていってくださいね！

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