耐雪機能を兼ね備えたカーポート

こんにちは。ガーデンプラス亀岡の大北です。

東京都市部でも雪が降り、寒さが一層増しましたね。雪が降ると交通機関が乱れたり、通勤や通学の足を直撃して日常生活にも支障をきたします。そして、雪に慣れている積雪の多い地方で心配されるのが雪下ろし。毎年雪下ろし中の事故が後を絶ちません。出来るだけ雪下ろしは行わない方がいいのでしょうが、そうもいきません。雪の重みで屋根が潰れてしまってはそれこそ大惨事です。

そこで雪下ろしの労力軽減におすすめしているのが、耐雪機能を兼ね備えたカーポートです。今回は雪にも強いカーポートの実際の施工例をご紹介いたします。

カーポートのご紹介の前に、耐雪機能付きのカーポート選びの注意点をご紹介いたします。

カーポートにはそれぞれ耐雪性能についての記述があります。例えばこちらのLIXIL社のジーポートneoの耐雪性能は100ｃｍ。注意していただきたいのは、あくまで耐雪性能は目安ということです。雪は雪質によって重量が全く異なります。例えば、降ったばかりの新雪ならばふわふわと空気を含んで軽いため、重量もさほど重くはなりません。しかし、何日もかけて積もった雪は下の部分が圧縮されて、見た目以上に重くなっています。そして、新雪が日中に溶けて夜間に凍ることを繰り返してできるざらめ雪は、同じ深さの新雪より2.3倍以上重くなるというデータもあります。見た目以上に重量が重くなっていることもあり得ますので、耐雪性能はあくまで目安として、余裕を持って選びましょう。

さて、そこで実際の施工例をご紹介いたします。こちらは施工前のカーポート。

こちらの施工主様のお住まいの地域は雪が多いため、雪の重みにも耐えられるカーポートをご希望されました。従来のカーポートは柱が細く、耐雪性能は期待できそうにありません。雪の重みでカーポートの屋根が落ちてしまうと大切なお車に傷がつくのはもちろん、人がケガをする恐れがあります。

そこで、昨今の異常気象による台風にも備えて、耐雪性能が高く風にも強い折板タイプのカーポートをご提案いたしました。

施工後のお写真がこちらです。

設置したカーポートは、LIXIL社のウィンスリーポートⅡ。オプションでサイドスクリーンを設置して、雨や風の横からの吹込みにも配慮しました。耐雪性能は余裕を持って100ｃｍを選びましたので、これからの雪にも安心です。ブラックの柱は存在感があり、より重厚な趣で駐車スペースの格を上げてくれています。

横から見たお写真がこちら。

カーポートの設置と同時に、お車の保護とプライバシーの面にも配慮してブロック塀を設置しました。スクエア型の化粧ブロックが、スタイリッシュな印象ですね。

柱もロング柱を使用しましたので、駐車スペースが従来より広く見えます。高さを出したので、お車の買い替えの際も車高を気にすることはありません。頑丈なボディとスタイリッシュなフォルムが人気のカーポートです。柱の本数や太さ、カラーなど組み合わせ次第でバリエーションも広がりますよ。

今年の冬は耐雪性能の高いカーポートで、雪を気にせず安心して冬をお過ごしいただけると幸いです。