植栽が平屋建物を引き立たせる和モダン外構

今回は住友林業様で建築された平屋建物の外構事例のご紹介です。
平屋建ての場合、家族のコミュニケーションがとりやすいですし、バリアフリーにできたりなどメリットがたくさんありますよね。

施工前のお写真がこちらです。

住友林業様ならではの木材を活かした軒、外壁タイルがかっこいい和モダンな印象の建物です。最初にご相談にいらっしゃった時から、お客様は強いご要望をお持ちでした。
それは…
「白くて長い塀を作ってほしい！」ということでした。
・白くて長い塀
・外構はシンプルに建物を引き立てる
・しかしながら単調にならないように
ということを心がけてプランニングいたしました。

施工後のお写真がこちらです。
白くて長い門塀はできるだけシンプルにするために、ポストを独立型にしました。個性の強い樹形の植栽を配置することで、シンプルながらも単調にならないように設計しています。塀の中心には単幹のイロハモミジ。白い塀を背景にしているので、よりモミジの存在感が増しています。秋には紅葉しますので、外構の印象も異なる趣を得ることができ、楽しんでいただけると思います。

門塀に取り付けられたこのブラックのライン、これ実は表札なんです！
（お客様のお名前を消しているので表札には見えませんが…）
アイアンで作られたL字型のラインが、シンプルながらもデザイン性の高い門周りを演出してくれます。ちなみに、夜になると照明が点灯する優れモノです！

続いての植栽はコハウチワカエデです。
目隠しの千本格子を背景に斜めの樹形がアクセントを与えます。こういったラインはなかなか人工物では出せません。シャープな格子のスクリーンフェンスを背景に、よりカエデの樹形が引き立ちますね。

お庭にはシンボルツリーとなるアオダモが鎮座します。
このアオダモの大きく曲がった株が何とも言えない美しさがあります。
実は以前から仕入れようと目をつけており、お客様にご提案したところお気に召していただけました。

実はもう1本シンボルツリーがございます。こちらのアプローチに植えられたシマトネリコです。
この立派なシマトネリコが「お出迎え」のシンボルツリー。先程ご紹介したアオダモは、玄関から出るときに眺められる「お見送り」のシンボルツリーですね。

また植栽の足元に張られた芝生に、お気づきになられた方はいますでしょうか？
芝生の密度が濃いんです！
これは「トヨタTM9」という、トヨタ自動車が開発した芝生です。
適切に水やりをしていただけると、このような芝密度の濃いものになります。また芝生の育成が遅いので草丈を低く保つことができ、結果芝刈りの頻度が減るというメンテナンスが楽な、優秀な芝生です。「TM9」の芝生についてはこちらの施工事例ブログでもご紹介しております。ご興味のある方はお問合せください。

いかがでしたでしょうか。
シンプルながらも植栽で彩りを散りばめた和モダン外構のご紹介でした。