白壁とレンガのセミクローズド外構

広い敷地にこだわりの家を建てられたO様。建物に合うデザインで、そして塞ぎすぎない外構を希望されました。
敷地の大半をトキワマンサクの生垣で囲うプランとなっています。生垣のトキワマンサクは赤と白の花を混ぜて単調とならないような工夫も盛り込まれています。
図面ではわかりにくいですが、お風呂前のお庭は竹垣で囲まれたスペースを設けました。

そしてこちらが、施工後の門まわりです。写真を撮った時は、植え付け直後ということもあり、お花は咲いていませんでしたが、来年には見事な生垣を見せてくれるのではないでしょうか。
少しわかりにくいですが、中央には白い鋳物の門扉を設けています。白ですので圧迫感もありません。門柱の右にも生垣が続きます。

お部屋から出入りできるデッキも設置しました。高さは地上から70cm。窓前から一段上がる形となっています。この通常よりちょっと高めのデッキにより、六甲山と海を望むことができる場所となっています。しかもこの広さ。道行く人の視線も考慮しているので、ゆったりとティータイムが楽しめます。私もデッキに上がらせて頂きましたが、この高さ、ロケーション、思わずにやけてしまいました。そして奥様と娘様にも大変喜んで頂けたのが、私たちにとっては何よりです。

アプローチは自然石の乱形貼り、門柱は塗り壁にレンガの笠木の仕様です。サインと飾り窓の中のアイアンが良いアクセントとなっています。
装飾の強いアイテムを使っていますが、色調が統一されていますので、バランス良くまとまっています。敷地・建物にふさわしい、門まわりとなっているのではないでしょうか。

表まわりとは対照的に、お風呂から望める裏のお庭には竹垣で囲って、和の空間を作りました。植物がまだ小さいですが、こちらを和庭園としていく計画とのことです。
敷地が広いため、土の部分も多く残っています。これから植物を徐々に増やしていくと、さらに柔らかさがプラスされ建物もお庭もさらに引き立つと思います。