機能門柱の設置場所について
様々な機能が集約された門柱は、どこに設置するのが使いやすいでしょうか?設置場所ごとのメリットをご紹介します。

こんにちは。ガーデンプラスつくばです。
今日は新築外構工事の際に設置される機能門柱のお話です。
機能門柱(きのうもんちゅう)とは、各エクステリアメーカーが開発した”表札”、”インターホン”、”照明”、”郵便ポスト”、”宅配ポスト”など、複数の機能が搭載されていることからその名がついています。
今回は機能門柱の種類のお話ではなく、設置場所についてのお話です。
(いつか種類のお話もさせていただこうと思っております)
設置場所については観点により位置が変わってきます。
いくつかの観点があるのですが、本日は”利便性”と”防犯性”の観点からの設置位置についてお話させていただきます。
設置場所の候補
上記、図1をご参照ください。
図1は一般的な外構工事での一般的な設置位置を記載した平面図になります。
それぞれA、B、Cとあり、玄関を挟んで正反対をA’、B’としております。
A・B・Cの位置
上記、図2をご参照ください。
AとCを比べますと建物側と道路側という正反対の位置となっており、利便性を最優先させたのがAで、防犯性を最も高めたのがCとなります。
Bはと申しますとその中間に位置し、車から降りて家に戻る際の動線上にあるので利便性と防犯性のいいとこ取りとも言えますが、中途半端とも言えるかもしれません。しかしながら外構のデザインによってはとても見栄えするバランスの良い位置です。
結局のところどれも正解であり、お客様が何を最も大事にしているかが大切です。
見栄えは誰しもが気にする部分ですが、実は防犯を一番とお考えの場合も多々ございますので、お打ち合わせの際にはたくさんお話をお聞かせください。
次は各箇所の簡単な説明をいたします。
A:玄関前に門柱を設置するメリット
設置位置Aは、お出掛けやご帰宅時の際に必ず近くを通るので利便性が高く、また来訪者への対応がとてもスムーズにできます。
宅配ボックスを設置した機能門柱となりますと、玄関までの距離が短いため、お荷物のピックアップがとても楽な位置でもあります。
B:玄関と道路境界の中間位置に門柱を設置するメリット
設置位置BはAとCの中間でどちらのメリットを半分ずつ引き継いでいるのが特徴です。また道路からの目線を奥ではなく、中間の門柱に留める心理的目隠し効果も期待できます。車を降りて家に戻る際にもアクセスしやすく、外構のデザインによっては見た目のバランスがもっとも取れた位置となります。
C:道路際に門柱を設置するメリット
設置位置Cは道路際に設置されているので、第三者が敷地内に入る理由を与えません。また通行人や近隣住人によく見える位置にあるため、不審者の侵入を防ぐ効果が高い位置となります。
図A’B’:AとBの反対側に門柱を設置するメリット
設置位置A’、B’は主に玄関ドアの開き具合、右勝手(右開き)、左勝手(左開き)によって変わります。
今回の玄関は右勝手(右開き)ですので、来訪があった場合、A’、B’の扉の位置ですが視線を遮ってしまう可能性があるので特段理由がなければA、Bの位置がおすすめです。
玄関ドアの勝手方向は基本的に外から見て右側に開くことが多いですが、玄関ドア付近に壁がある場合は、壁に向かって開くのが使いやすい勝手方向となります。
車の動線を阻むC’の位置
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、なぜ設置候補の図1にCの正反対C’の記載が無いのでしょうか。
それはパース図でも分かるように、敷地内から車が右に出ていく際に障害物になってしまう可能性と視界を遮ってしまう事があるためです。
ただこれも明確な設置理由やデメリットを上回るメリットがその外構デザインにあればありえない位置という訳ではありません。
まとめ
外構工事を設計するにあたり、設置物の位置は何かしらの理由や目的があります。
全体のデザインと利便性や安全性、防犯性…そういった知識を、お客様からお聞かせいただいたご要望と組み合わせ、ベストなプランを作成できるよう努めてまいりますので、是非ガーデンプラスつくば・宮原までご相談いただけたら幸いでございます。

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