駐車場の拡張で開放的になった外構をおしゃれに目隠し♪

ブログをご覧の皆様、いかがお過ごしでしょうか？

秋になり、朝晩の気温が低く、植物も環境対応してきていると思います。

また落葉や枯れ枝など、お庭のメンテナンスも始まりますね。

今回は、宇部市お住まいのF様邸のお庭の外構リフォームをご紹介させていただきます。

駐車場を増設し、開放的になった部分を目隠しに配慮した設計です。

是非最後までご覧ください。

ご依頼内容

① 駐車スペースの拡張
既存の門塀を2箇所撤去し、駐車しやすいスペースへと拡張しました。

② 植栽の整理
当初は移植も検討しましたが、木への負担を考慮し、現状の植栽を生かした整理プランに。

③ 門塀の汚れ対応
既存の門塀を再利用し、塗装仕上げで美しくリフレッシュしました。

④ アプローチの汚れ対応
高圧洗浄も検討しましたが、洗い出し仕上げの石が飛ぶ恐れがあるため、洗浄は行わず現状維持としました。

⑤ オープンスペースの整備
1. リビング前にタイルデッキ・テラス屋根・目隠しフェンスを設置し、快適なアウトドア空間を演出。
2. 玄関横には人工芝を敷き、明るく使いやすいスペースに。
3. 裏庭は植栽を整え、砂利敷きで管理のしやすい仕上げにしました。

順番にご紹介していきます♪

工事前の駐車スペースです。植栽と目隠し用の塀2箇所を撤去し、駐車スペースを確保していきます。

足元は、既存のカーブを生かしつつ同じ石貼りで統一感を出します。

施工後は、駐車スペースを土間コンクリートと石張りで仕上げました。
既存土間の傾斜に合わせて新たに土留めを設置し、高くなった植栽スペースの境界にはレールを設置。
スリット部分は幅70mmで石灰砂利を敷き、排水とデザイン性を両立。なお、樹木の根の位置に合わせて、土留めブロックの形状を一部変更しています。

使用素材
・石張り：TOYO オークルストーン 乱形 エーゲグレー
・土留め化粧ブロック：TOYO イースゼロ ブラック（天端モルタル仕上げ）
・レール：LIXIL フェンスAL 中桟1本 T-8 ブラック
・スリット：石灰砂利敷き（W70）

接道部分にあった既存門塀を再塗装し、レンガ笠木の南欧風の雰囲気から一変。

全体的のカラーをブラックからグレーブラウンで統一しています。ラフ塗りがナチュラルな雰囲気でおしゃれですね。

使用素材

・塗装：ジョリパット　№T4009　塗装仕上げ　ラフ塗り仕上げ

・笠木：TOYO　ラインキャップ　ブロディ

リビング前には、テラス屋根とタイルデッキを組み合わせて心地よいアウトドア空間をつくりました。
LIXILの「テラスSC」は、スタイリッシュなデザインと木調カラーで空間に高級感をプラス。
日差しをしっかり遮り、夏場も快適に過ごせるおすすめのアイテムです。

タイルデッキにはEXISLAND「ソラーレ ブラウン 300×600角」を採用。
テラス屋根よりも広めの2,100×5,400サイズで、作業やバーベキューなど多目的に使える十分なスペースを確保しました。
高さは100mmで段差を感じにくく、滑りにくい仕上げとマーブル調の質感が上品な印象です。門塀のカラーともよく調和しています。

使用素材
・テラス屋根：LIXIL テラスSC 独立タイプ（3.0間×5尺／ロング柱）ブラック×チェリーウッド
・タイルデッキ：EXISLAND ソラーレ ブラウン 300×600角（サイズ：2,100×5,400／高さ100mm）

お庭と駐車スペースの間には、プライバシーを守る目隠しフェンスを設置しました。
外からの視線をしっかり遮り、気兼ねなくくつろげる落ち着いた空間に仕上がっています。

当初は直線的に設置する予定でしたが、既存樹木の根を考慮し、現場に合わせてL字型に変更。
道路より敷地が高いため、高さ1700mmでも十分な目隠し効果が得られています。
ウォルナットブラウンの木調カラーがやわらかく、自然と調和する印象です。

使用素材
・目隠しフェンス：グローベン プラドフェンス リッチ H1700（10段）
板幅：145mm／隙間：10mm／カラー：ウォルナットブラウン

玄関まわりには、シンプルで機能的なデザインの機能門柱を設置しました。
ユニソン「ミース」は、ポストと宅配ボックスを一体化した3段仕様で、見た目もすっきり。
正面からは表札だけが見える設計で、住宅の外観を損なわずに上品な印象を与えます。

ポスト・宅配BOXともに施錠が可能で、防犯面にも配慮。使いやすさとデザイン性を兼ね備えた、暮らしに寄り添う門柱です。

使用素材
・機能門柱：ユニソン ミース 埋込仕様（左開きタイプ／ブラック／インターホン非対応）
・構成：ポスト＋宅配BOX100＋宅配BOX110（3段式）

玄関横のスペースに人工芝を張りました。花壇は駐車スペースの土留めと同じ化粧ブロック「イースゼロ」で統一。砂利と人工芝の境界はプラエッジを使用しています。

道路からグリーンがとても明るく映えますね。

FIX窓からお庭全体を見渡せる開放的な眺めになりました。お庭への目隠し効果も兼ねています。
既存の植栽はできる限り残しながら、全体のバランスを整えるようにアレンジしています。

地面にはマルチングとして杉チップを敷き、やわらかな印象の築山を形成。アクセントにボルカブラックのロックを配置し、竜のひげや地被類を植え込むことで立体感と統一感を演出しました。
以前は少し鬱蒼としていたお庭が、すっきりとまとまり、自然のぬくもりを感じる空間に生まれ変わりました。

いかがでしたでしょうか。
駐車スペースを広げたことで、使いやすさとともに外構全体の目隠しにも配慮した仕上がりになりました。
宅配ボックス付きの機能門柱や、お庭の雑草対策など、気になっていた箇所もまとめてリフォーム。

気になる部分の改善だけでなく、暮らしをより快適にするプラスの工事としてもおすすめです。