ブロック塀からフェンスのリフォーム工事

こんにちは。ガーデンプラス和歌山の杉本です。

2018年に発生した大阪北部地震の影響で、ブロック塀からフェンスへのリフォームをご依頼いただくことが増えています。今はブロック塀には高さの基準が設けられているのですが、だいぶ前に施工されたブロック塀は安全性が確認されていないものも多く、ブロック塀１つ１つがとても重いので倒壊すると大変危険です。リフォームの方法として多いのが、ブロック塀を一度全部撤去して軽いアルミ製のフェンスへ変えるリフォーム方法。今回ご紹介するお宅も大阪の地震をきっかけに、ブロック塀の撤去をご希望されていました。

施主様には塀の撤去の他に、駐車スペース１台分の拡張とサイクルポートの設置のご依頼を承りました。それでは施工前のお庭の様子からご覧いただきます。

こちらが道路側から見た、施工前のお庭の様子です。

コンクリートブロックを基礎とした塗り壁で覆われたお庭で、こちらの空間を駐車スペース兼駐輪スペースとしてリフォームすることといたしました。塀も撤去して、軽量で倒れる心配の少ないフェンスにします。フェンスも種類が様々ですが、塀で囲われていた安心感はそのまま保てるように目隠しタイプをご提案いたしました。

こちらはお庭の中の様子です。

駐車スペースとして空間を十分に確保するために、お庭の植栽は撤去させていただくことに。写真の奥に見えるダークブラウンのフェンスは竹調なのですが、せっかくなので再利用することにいたしました。

そして完成した駐車スペースがこちらです。

お車を停める場所には土間コンクリートを打設し、強度を重視しました。既存のウッドデッキや物置も一度場所を移し、デッキ下と物置下にもコンクリートを打設。駐車スペースの奥にサイクルポートを設置して、駐輪スペースとしてお使いいただけるようにしています。

サイクルポート背面にフェンスが見えますが、実は施工前のお庭でご紹介したダークブラウンの竹調フェンスをここで再利用。オープン外構のアプローチと隣接する場所なので、塀がなくなってからもご近所や通行人の視線が気にならないよう、既存のフェンスを使って目隠しをしています。

敷地の角に当たる部分は駐車スペースの出入り口となりますが、全面土間コンクリートでは味気ない印象になってしまうので、インターロッキングでアクセントをつけました。石畳のような味わいあるデザインで、シックに仕上げています。

施工後の道路側からのお写真がこちら。

淡いカラーの木目調のフェンスにしたので、明るく開放的な空間になりましたね。室内にいてもまわりの視線が気にならないよう計算してフェンスの高さを設定しましたので、プライバシーの面も万全です。お庭を囲うと安心感がありますが、中の様子が見えないので死角ができ、防犯面で不安が残ります。そこで基礎のブロックは３段にとどめて、外からの視線をほどよく入れることで死角をなくし、防犯上も安心していただけるようにしました。

そしてお車が停まっている時も駐輪スペース側から行き来できるように、フェンスの途中に門扉を設置して動線にも配慮しています。

このように見た目が変わっただけでなく、ずっと気にされていたブロック塀がなくなったことで、安心してお過ごしいただけるようになりました。高く積まれたブロック塀はご家族だけでなく、誰かを傷つけてしまう危険があります。

ガーデンプラスでは、ブロック撤去後も安心してお過ごしいただけるように、様々なプランをご用意しております。外構について気になる点がありましたら、お気軽にご相談ください。