土留め費用を抑えたい！高低差のあるお庭の外構工事例を徹底解説

こんにちは。ガーデンプラス福山の高島です。

今回ご紹介する施工事例は、高台の造成地などによく見られる、周りと高低差がある敷地の外構です。
勾配のある土地に建物を建てられる場合、建物からの眺めはとてもいいのですが、土留め用の擁壁や安全対策のフェンス設置など、エクステリア以外の思いもよらないところで外構費用がかさんでしまうことがよくあります。

今回ご依頼いただいたお客様の敷地も高台にあり、敷地自体がとても広々としていました。
ご予算もある中、敷地内のどこまで施工すべきかも迷われていましたので、まずはご要望いただいたウッドデッキやカーポートなど生活を楽にするエクステリアや土間コンクリート、また「ナチュラルな雰囲気にしたい」というお庭のデザインを考えていきました。

まずは施工前のお住まいと敷地のお写真をご欄下さい。外周に高低差があり、玄関前にも段差がある状態でした。

一度目のプラン提案の時は、土留めブロックを最高で6段ほど積む予定でしたが、敷地がとても広い為、高額になるのが難点でした。

そこで、駐車スペースに勾配をつけるために鋤取りした土を、敷地内のグランドレベルが低い箇所に運んで段差を減らすご提案をいたしました。

パース画像がこちら。お住まいの顔でもある門まわりに重点を置いて、植栽や乱形石が華やかでかわいらしいガーデンデザインをご提案いたしました。CADを使った完成図をご提示したことで、施工主様も具体的なイメージをお持ちいただけたようでした。

施工後の写真がこちらです。家の前にあった段差が解消されているのが分かります。
鋤取りした土の処分費用も減らせ、土留めに必要なブロック塀造成の費用をなくすことができました。

ここからはデザイン面のご紹介です。「全体的に可愛らしく」とのご要望でしたので、ナチュラルで優しい雰囲気のファサードになるよう材質やカラートーンを選びました。

まずは門柱ですが、コンクリート製の擬木を使いました。高低差をつけてリズミカルな雰囲気もプラスしています。
お客様がご用意された切文字のアイアン調表札やポストがとてもよく似合っています。
足元は地面のままですので植物を地植えすることもできますが、写真のように鉢植えで季節の花々を飾るのもとても素敵ですね。

門柱の後ろには、レンガを使った花壇を作りました。少し高さをつけることで奥行きを感じさせ、植物の表情もよく分かります。
門柱の背景として、高さがあまり出ない庭木を植えられています。

また園路も明るいイエロー系のカラーで乱形石を貼りました。不規則なシルエットが、よりナチュラルな雰囲気を演出しています。園路の両脇も地面のまま残したので、グラウンドカバーの植栽が育つのが楽しみですね。

園路と玄関ポーチをつなぐ玄関前スペースにも優しいトーンのコンクリート平板を敷き、帰ってくるとほっとするような、ナチュラルで可愛らしいファサードに仕上げることができました。

テラス前にはウッドデッキを設置。デッキ下や周りを土間コンクリートで埋めているため、草むしりの手間がありません。
ウッドデッキに腰掛けても快適な足元で、お庭からの眺めを楽しんでいただけます。

駐車スペースも土間コンクリートを打設していますが、デッキ下と同様に目地にレンガを使って、門まわりとリンクさせたデザインにしました。

いかがでしたでしょうか？
土留めが必要になりそうな敷地も、高低差を見極めることで、外構にかかるコストを抑えることができます。
その分予算をエクステリアに割くことができるので、生活に便利なテラス屋根やデザイン性の高い門柱など、自分の目指すお庭により近づけることができますね。
ガーデンプラス福山では、予算も考慮しながらお客様により喜んでいただける提案を心がけております。ご相談お待ちしております！