2世帯住宅の施工例のご紹介

共働き世帯が増え、日々の生活の手助けをしてもらうために、また高齢になりつつある両親をそばで見守るために、2世帯住宅をご検討されている方は多いのではないでしょうか。2世帯住宅でお互い気持ちよく過ごすために必要なのは、ほどよい距離感。玄関から居住空間を完全に分けるタイプが人気です。2世帯住宅の外構で抑えておきたいポイントは、素材か色を統一すること。一体感を創出することで、全体的に調和のとれた素敵な外構に仕上がります。

今回ご紹介するお宅も、玄関から分けたセパレートタイプです。スープの冷めない距離で、良好な関係を築ける外構の施工例をご紹介いたします。

こちらは施工後のお写真です。お住まいを２世帯住宅に建て替えの際に、外構の一式工事を承りました。

玄関まわりを完全に囲うクローズ外構です。門はお住まいの北側にあたります。

日当たりに左右されない駐車スペースを北側に設置し、土地を有効活用しました。車の出し入れのしやすさにも配慮して、2本柱のデザインのカーポートを採用。軽快なデザインで門まわりに圧迫感を与えません。開放的で停めやすさを考慮した駐車スペースですが、防犯面も意識して省スペースで取り付け可能なチェーンポールを設置しました。不要な時には地中に収納できるので、とても便利です。

こちらは門まわりです。玄関ドアの設置個所から、門は共有スペースにいたしました。カーポートと調和するよう、ナチュラルシルバーの重厚感のある門扉デザインを採用しています。

門が北向きのため、門の内側を明るく風通しをよくするために、セラボックスという有孔ブロックを門袖に埋め込みました。採光と通風性を目的としていますが、門まわりのデザインのアクセントにもなっています。

こちらは勝手口側の門扉です。

誰しもそうですが、年齢と共に音や人の気配に鈍感になってしまい防犯意識も薄れがちになります。そこで、勝手口通路に門扉を設置しました。扉一つでも不審者の侵入への抑止になり、通路には砂利を敷いて通行の際に音がするようにしています。これでご両親だけでの在宅も安心です。

こちらは門の内側です。

足もとにはセラミックタイルを敷きました。天然石のような高級感とアンチスリップ性能による滑りにくさを両立させた、デザイン性と機能性を併せ持つエクステリア用のタイルです。雨の日も安心してご通行いただけます。外構をグレーで統一し、洗練された印象の門まわりに仕上げました。

こちらは主庭側の軒下です。

テラスにウッドデッキを設置しました。縁側のようにご家族の憩いのスペースとしてはもちろん、物干しをセットで取り付け、室内からも洗濯物を干せるように配慮しています。軒下の幅に合わせてウッドデッキの幅を狭くしたことで軒下が屋根の役割を果たし、テラス屋根の分のコストも抑えられました。急な雨でも洗濯物が濡れてしまうのを最小限にとどめます。

全体的にグレーで落ち着きのあるお住まいですが、木調のウッドデッキでテラスまわりを明るく華やかな印象にしました。