賢くて運動欲求が高いミニチュア・シュナウザー!お庭での遊び方をご紹介
飼い主さんと一緒に遊ぶことが大好きなミニチュア・シュナウザーと、お庭遊びを楽しみませんか?

口ひげが特徴的で、小型犬の中でも人気の高いミニチュア・シュナウザー。血統書を発行しているジャパンケネルクラブによると、2021年には11,930頭が登録されており、日本で6番目に多く飼われている犬種です。(≫2021年 犬種別犬籍登録頭数)
小型犬で、体重は大きくても8kgくらいのため、ミニチュア・シュナウザーと暮らしている方は、まず室内環境を整えていることと思います。
一方で、活発で運動欲求が高いという特徴があるミニチュア・シュナウザー。ときには屋外で思い切り遊ぶことが、ストレス解消や健康維持にも繋がります。ミニチュア・シュナウザーが安心して遊べるお庭づくりが、お家をより一層楽しい空間にしてくれるでしょう。
そこでこの記事では、ミニチュア・シュナウザーの特徴を踏まえて、お庭で楽しめる遊びを中心にご紹介していきます。
利口でフレンドリーなミニチュア・シュナウザー
ミニチュア・シュナウザーは、スタンダード・シュナウザーを小型化した犬種で、19世紀末には誕生していました。もともとはドイツの農場で家畜の番をしたり、ねずみを捕ったりしていた犬種です。現在は家庭犬として人気のミニチュア・シュナウザーは、こうした背景からジャパンケネルクラブでは番犬・警護・作業をする「使役犬」に分類されています。
人に作業を任されていたルーツもあり、利口なことが特徴です。また、怖いもの知らず・忍耐強いという点も、多くのミニチュア・シュナウザーにみられます。勝ち気な性格をしている一方、従順でしつけをすればよく覚えてくれます。また、気難しそうに見える風貌ですが、慣れれば誰とでもフレンドリーに接してくれます。
ちなみに、ミニチュア・シュナウザーはカットスタイルが豊富なことも特徴です。口ひげを強調したり、テディベアのような丸いフォルムにしたり、目の上の毛をまゆ毛のようにしたりと、豊富な被毛を活かして様々なカットを楽しむことができます。抜け毛が少なく縮れた毛が伸び続けるため、定期的なトリミングやブラッシングは必須ですが、柴犬の換毛期のような抜け毛の悩みは少ないでしょう。
お庭遊びで狩猟本能を発揮する喜びを!
小型犬ながら体力があり、運動量が多いミニチュア・シュナウザー。体は小さいものの筋肉がしっかりとついていて、動きも敏捷で活発なのです。飼い主さんにたくさん遊んでもらいたいと思っているわんちゃんが多く、一緒にお庭で遊ぶことも楽しんでくれるでしょう。
お散歩は一日二回各20〜30分が目安で、お散歩とお家の中の遊びだけでも十分な運動が見込めます。その一方、お庭で思い切り体を動かすことで、狩猟本能を発揮する喜びを愛犬に感じてもらえるでしょう。お庭遊びはストレス発散になり、さらには肥満防止など健康維持のためにもおすすめです。
ただ、子犬期(生後10ヶ月頃まで)は骨と筋肉が発達している段階のため、過度な運動は怪我に繋がる恐れがあります。無理なく楽しく遊べるよう、愛犬が遊びたがっていても飼い主さんの判断で切り上げることが大切です。
では、ミニチュア・シュナウザーと一緒に楽しめるお庭遊びをご紹介します。
おすすめは定番のボール遊び
ねずみ捕りをしていたルーツもあり、ミニチュア・シュナウザーはかけ回ったり物を追ったりすることが大好きです。フェンス設置など脱走防止対策をしていれば、ボール一つで十分楽しむことができます。
ボールは誤飲の危険がある小さなサイズではなく、愛犬がくわえられる程度のサイズを選びましょう。また、わんちゃんにボールを与えて後は自由に遊ばせる、という遊び方をすると、誤飲や怪我の危険があります。愛犬に寂しい思いをさせないためにも、「よくできたね」とコミュニケーションを取りながらボール遊びを楽しみましょう。
さらに、ボールを取りに行った先で、夢中になって物に飛び乗ることも考えられます。着地の際に怪我をする恐れもあるため、ミニチュア・シュナウザーが過ごすお庭では、できる限りよじ登れる場所や段差をなくすよう心掛けることが大切です。
子犬期にもおすすめの引っ張りっこ
引っ張りっこは、専用のロープやおもちゃさえあればできる遊びで、準備も手軽です。飼い主さんと一緒になって遊ぶことができるため、わんちゃんにも喜んでもらえます。子犬期の噛む欲求を満たすためにもおすすめです。
引っ張りっこを続けていると、徐々に犬が興奮してくることがあります。うなったり、おもちゃを振り回したりする前に、クールダウンの時間をしっかりと取りましょう。
おもちゃを離さない場合にはフードをあげて、徐々にフードなしでも飼い主さんの合図でおもちゃを離すように教えていきます。おもちゃはいずれも誤飲がないような大きさで、壊れにくい物を選びましょう。
またお庭で遊ぶときも、危険なものをおもちゃにしないように、薬剤やはさみ、ゴミなどは片づけておくようにしてください。
得意な作業能力も活かせるおやつ探し
おやつ探しは、利口でしつけもよく覚えるミニチュア・シュナウザーとのお庭遊びにぴったりです。お庭の中の数カ所におやつを隠し、わんちゃんに探してもらいましょう。
室内でも楽しむことができるおやつ探しは、お庭で行うことで、日光を浴び、土や空気の匂いも楽しみ、室内よりも広く動き回れるなど、犬がもつ欲求をより満たすことに繋がります。また嗅覚を使うため、運動能力の衰えたシニア犬にもできる遊びです。
おやつは、わんちゃんが好きなものの中で出来るだけ匂いの強いものを使います。衛生面が気になるときは、おやつをタッパーや空き箱の中に入れ、箱ごと隠しても構いません。最初は箱の中におやつが入っているのを見つける遊びから始め、最終的にタッパーごとお庭に隠して見つけられるレベルを目指します。
自宅ドッグランで存分に走り回らせてあげる
ミニチュア・シュナウザーは運動欲求が高い犬種のため、ときには存分に外を走り回らせてあげたいところ。公園のドッグランなどに行くのもいいですが、自宅ドッグランを設置することで、より手軽に愛犬に運動させてあげられるようになります。
自宅ドッグランでは、フェンス設置に加えてお庭の舗装も大切です。天然芝や人工芝、ゴムチップなど柔らかい素材で舗装しておくと、足腰への負担が軽減されるためより安心して遊べます。
その他、熱中症対策も重要です。涼しい時間を選んで遊んだり、昼間もシェードやオーニングなどで日陰を作ったりしましょう。また、最近では保冷剤を首に沿わせることができる「ネッククーラー」も犬用サイズが豊富なので、体調を見て活用するとよいですね。
運動量が足りないことで、肥満になったミニチュア・シュナウザーも少なくありません。愛犬の健康を保つためにも、お庭で安全に運動してもらえる環境を作ってはいかがでしょうか。
まとめ
室内だけでなくお庭でも遊べるようになれば、わんちゃんはこれまで以上に楽しく過ごせるのではないでしょうか。お庭で楽しく遊んだ日は、散歩時間を少し減らしてあげるなど工夫しましょう。
今回ご紹介した「ミニチュア・シュナウザーに合ったお庭での遊び方」のポイントをぜひご参考いただき、こんなお庭にしてみたいというご要望がありましたら、ガーデンプラスまでお気軽にご相談ください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。ガーデニングも楽しみつつ、愛犬とも遊べるお庭づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。
この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
「DogHuggy Magazine」の運営を担当する犬のプロが記事監修を行っています。
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