老後もお庭で快適に過ごせるバリアフリー外構のアドバイス4選【動画あり】
老後のリフォームにも活かせる、スロープなどバリアフリー外構についてのアドバイスをご紹介いたします!

今回のテーマは、「老後も安心できる外構」
年月を重ねると、ライフスタイルが変化し、暮らし方やお庭の使い方も変わってくるものですが、今のお庭や外構はこれからもずっと使い続けられるようになっていますか?
例えばポストの位置。今は何気なく使っているポストも、もし玄関から階段を下りないとポストにたどり着けない場合、足腰が弱ったり車いす生活になったりしたときに郵便物の確認が難しくなってしまいます。
このように、今はなかなか気づかないけれど、老後も安心できる外構をつくるときに知っておいてほしいアドバイスを4つお伝えします!意外な盲点があるかもしれないので、ぜひ最後までお読みくださいね。
では、早速1つ目のアドバイス!
アドバイス① 「スロープを設置するタイミングは必要になったとき」
バリアフリーと聞くと「スロープ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
中には新築工事の時点で老後を見据えスロープを設置する方もいらっしゃいますが、必要になったときにリフォーム工事で設置するのがおすすめ!
バリアフリー目的の緩やかな傾斜のスロープには広いスペースが必要です。まだ必要ないのにスロープを設置してしまうと、そのスペース分が勿体ないのです!
とはいえ、階段と同じ広さでスロープを作っても急角度すぎてバリアフリーとはとても言えないスロープになってしまいます。本当に必要になったときや、敷地の広さに余裕がある場合の設置をおすすめします。
また、介護サービスを利用する場合は、階段に置くタイプの簡易スロープや、昇降機もあるので、十分な幅のアプローチがあればスロープ工事をせずに、解決できることも多いです!
スペースを節約するなら低い階段がオススメ!
スロープを設置するほどのスペースはないという場合におすすめなのが、低い段差の階段。
一般的な階段に比べると足腰への負担が少なく、手すりをつけることでより安心です。また、上のイメージ図のように、立上り(段差の縁の部分)にレンガなど目立つ素材を使うことで、段差がわかりやすくなり、安全性が上がります。
さらに、土間コンクリートの表面を「刷毛引き仕上げ」という、ざらざらした仕上げにすることで滑り止めの効果も期待できます。
コンクリートの仕上げ方法は見積でも見落としやすいところなので、要確認ポイントです!
それでは2つ目のアドバイスです!
アドバイス② 「門まわりの機能性アップ」
ポストやインターフォンがあり、生活と密接にかかわる門まわり。
門柱に関しては現在のお庭の状況やライフスタイルによって最適な方法は変わってきますが、今回は車いす生活を想定した2枚組の造作門柱をご提案します。
門柱を2枚に分けて壁を2つ作ることで、玄関からもお庭からも外に出られる2つの通路を確保しました。
また、玄関側の門柱は、玄関から車いすが出たときの転落防止塀にもなります。
門柱の仕上げはタイル!
門柱はタイル仕上げがおすすめ!
高級感がある門まわりになります。さらに、上の写真のような小さめのタイルで凹凸や柄があるものを選ぶと汚れが目立たず、お掃除の手間も削減!出来るだけ手間を掛けずに綺麗な外観を維持できます。
ポストは後ろ出しタイプがオススメ◎
玄関ドアからすぐの門柱に郵便ポストをつけると、移動の負担が少なく郵便物の確認ができます。門柱に埋め込むタイプのポストを設置するなら、郵便物を後ろから取り出す「後ろ出しタイプ」のポストが使いやすくておすすめですが、上の写真のように壁から飛び出したデザインの商品がほとんど。
通路沿いにポストが飛び出していると、車いす移動時の邪魔になったり、お子様が頭をぶつけてしまったりする可能性があります。そのため、「LIXILフラット横型ポスト」のような門柱に完全に埋め込めるタイプが安全でオススメです!
では3つ目のアドバイスに行きましょう!
アドバイス③ 「玄関ポーチとフラットなウッドデッキが◎」
ここまでにご紹介した、スロープや門まわりに、お庭からも行けるようにする工夫があるとさらに便利です!
お庭に設置したウッドデッキと玄関ポーチを同じ高さにすることで、お庭から玄関、スロープ、敷地外へと移動がしやすくなります。
タイルデッキでももちろんいいですが、座り心地という面でウッドデッキがオススメ!縁側の様に、ウッドデッキに座ってお孫さんやペットがお庭で遊んでいるのを眺める時間。とても素敵だと思いませんか?
では、最後の4つ目のアドバイスにいきます!
アドバイス④ 「シンボルツリーだけは残す」
ガーデニングを趣味にしていたけれど、手入れが大変になってくるし植物はなくそう…そんな風に考えている方はいらっしゃいませんか?
それはもったいないです!!思い出のシンボルツリーだけでも残すことをオススメします。
植物がなくなり、お庭に出なくなってしまうのは趣味が一つなくなってしまうようで、なんだか寂しいです。無理なくお手入れができる範囲でガーデニングを楽しめる余地を残しておけば、気軽に遠出をするのが難しくなっても、お庭で四季を感じることができます。
花壇を残すならフチを広くする!
上の写真のように、花壇のフチを大きくすれば、ベンチ代わりになり、座りながら作業もできる花壇になります。もし、どうしても育てるのが大変となったら、オシャレな石を花壇の中においておけば、雑草対策をしながら、素敵なお庭のアイテムとなります。
このように工夫次第でお庭はいくらでも楽しめます!
砂場や人工芝で充実したお孫さんとの時間を
お客様の中には、お庭に砂場を作られた方もいらっしゃいました!
お孫さんが遊びに来られるお家の場合は、こんなリフォームも素敵ですよね。
砂場に人工芝を組み合わせれば、公園に行かなくてものびのび遊べ、夏にはビニールプールで遊ぶにもぴったりのお庭になります!
いかがでしたでしょうか?
「老後を見据えて…」「バリアフリーな外構…」というと安全性や手間を減らすことばかりに目が行ってしまいますが、せっかくお庭があるならば、楽しむことも大切にしたいですよね!
安心して暮らせる工夫と、これからの暮らしを楽しめる工夫、どちらも叶えられる外構をぜひ作りましょう!
ガーデンプラスでは、老後も安心できるリフォーム外構はもちろん、新築・リフォーム、様々な外構工事に対応しております!無料でご相談・お見積りを全国で承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

些細なことでも大歓迎!お気軽にお問い合わせください
お庭に関する事なら、ガーデンプラスへお任せください。ガーデンプラスは、全国で外構工事を手掛けるガーデンメーカーです。店舗でのご相談はもちろん、フォームやお電話からのお問い合わせも承っております。
記事に関してのご質問は、外構のプロスタッフがお答えいたします。

最後までお読みいただきありがとうございます!
家族みんなで長く楽しめるお庭づくりの参考にしてくださいね。
ガーデンプラス本部
Web担当
菅萌香
お庭での過ごし方や外構について、わかりやすくお伝えします!