フレームを使って個性的な門まわりに仕上げたシンプルモダンな新築外構

こんにちは、ガーデンプラス加古川の廣瀬です。

今回ご紹介する新築外構の事例には、個性的なフレームを使った門まわりをご提案させていただきました。単体で見ると「どうやって使うのかな？」と思えるフレームエクステリアですが、配置すると景観が一変。まさに額縁のように空間を切り取る効果を演出できます。また角度をつけて設置したり重ねたりと、三次元ならではの奥行きを感じさせることができるのも魅力です。ゲートのような大きなものから、門柱ほどの大きさまで様々なアイテムがありますが、今回は門柱にフレームエクステリアを採用させていただきました。

早速施工前のお写真からご紹介いたします。

こちらが外構施工前のお住まいです。木目がしっかり分かるキャラメルカラーの横板を使ったバルコニーやダークカラーの外壁がモダンな建物でした。

気になったのがこちらの雨水桝。玄関ポーチの前にあり、高さを綺麗に揃えないとつまずきそうですね。グランドレベルを整えて、排水機能をしっかり役立てたいところです。

外構をプランするにあたり、
・アプローチをなしにして、全面コンクリート仕上げにしたい
・家裏の境界は、既存擁壁上にメッシュフェンスを設けたい
・玄関付近に機能門柱を設置したい
と、お客様からご要望をいただきました。

こちらが施工後のお住まいです。今回は駐車スペース・門柱・雑草対策・外周フェンス工事をさせていただきました。

ファサードはご要望通り、全面土間コンクリートを打設し、駐車スペースとして広くご利用いただけるように。あちこちにあった雨水桝もコンクリートと高さを揃えて、フラットな床面に整えております。

建物まわりには防草シートと砂利を敷設させていただきました。雑草は一度生えてしまうと根や種が土の中に残ってしまい、勢力を広げる一方ですので、早めに対策をしておくとすっきりした状態を維持できます。新築外構をご検討される際は、ぜひ施工していただきたい箇所です。

また外周フェンスにはスタンダードなメッシュフェンスを使いました。通気性がよいため、耐候性も高く、コストパフォーマンスにすぐれた境界フェンスです。

こちらが今回の事例の見どころである機能門柱です。玄関ポーチ斜め前に雨水枡があるので、それを避け、玄関への出入りの邪魔にならない位置に、YKK AP社の「ルシアスウォール06型」の機能門柱を設置しました。お住まいの外壁や玄関ドアに合うよう、キャラメルチークとブラックのカラーを採用。幅広で背の高いアルミ製機能門柱として人気のルシアスウォールですが、06型はちょっと変わったスリムな門柱とフレームの組み合わせでで、実は植栽との相性がとてもよく、当店からもこのようなイメージパースを作らせていただきました。

いかがでしょうか？フレームの効果で、植栽がまるで絵のようにデザインされて見えますね。季節ごとに植え替えをして楽しむこともできますし、植栽によって南国風・ナチュラル風と様々なテイストに変えることができます。お客様にもご提案を気に入っていただけ、足元にはコンクリートより少し高さを低くした植栽スペースを設けました。土も飛び散りにくく、組み合わせを楽しみながら門まわりを飾っていただけたらと思います。

門まわりに植栽スペースを設けるプランはスタンダードですが、こうして植栽が入ったイメージパースをご提案させていただきますと、より完成時の景観が想像しやすいかと思います。イメージパースを見てみたいという方は、外構のご相談の際にお気軽にお声がけください。

最後にフレームエクステリアを使った事例をいくつかご紹介いたします。

こちらは、LIXIL社の「ウォールスクリーンファンクション門袖」と、同じくLIXIL社の「アレンジフレーム」を組み合わせた門まわり。実はフレームの後ろにはお庭やガーデンテーブルが配置されていて、お庭の風景画のように切り取ることができます。既存のお庭を活かしたリフォーム例です。

こちらは三協アルミ社のフレームエクステリア「Mグローリア」とLIXIL社の機能門柱「ウィルモダン」を使った、照明にもこだわった門まわりです。本体にライトが内蔵されていてとてもスマートに見せることができますね。フレーム自体は厚みのない枠組みだけの構成ですが、配置する角度や高さを変えることで、ぐっと奥行きを感じさせてくれる景観づくりを可能にしてくれます。

今回ご紹介した新築外構は、駐車スペース、境界フェンス、門まわりに雑草対策工事と施工箇所はそれほど多くない、シンプルなプランです。しかし、お住まいの顔ともいえる門まわりに個性的なデザインを取り入れることで、ファサードのフォーカルポイントが決まりましたね。庭木や草花を植えていただくことで、より素敵な玄関まわりが完成すると思います。ご家族様でぜひガーデニングを楽しんでくださいね。