和風モダンをテーマに、見て楽しむ癒しの庭が完成いたしました

新築依頼、手つかずのお庭に、お隣との目隠しフェンスを設置したい、というご相談から始まりました。

目隠しの方法にはいろいろとあります。　フェンス、塀、生垣が代表的です。

お隣の方が敷地が高いので、目隠しにはある程度の高さが必要だったこと、お手入れのことも考えると、アルミ多段フェンス、というのが一つの案でした。

こちらが施工前です。　ここにアルミフェンスを取り付けた場合、窓からの景色はどうでしょうか？

目隠しできて、お隣の視線が気にならなくなったからと言って、お庭を眺めよう、とかお庭に出よう、と思うでしょうか？

モミジが欲しい、和風モダンな雰囲気、和風といっても灯篭とかは欲しくない、というのがお伺いした内容でした。

ご提案したのがこちら。

+Gスクリーンで目隠ししたい位置はしっかりと高い位置まで目隠ししました。

同じスクリーンだけで単調にならないよう、コーナー部分は化粧ブロックとガラスブロックにしたり、一部は生垣にして予算を抑える工夫もしました。

掃出し窓前のウッドデッキからつなげて、乱形石、延べ石、栗石を配置してしっとりと落ち着いた和の雰囲気を演出しました。

ご希望だったモミジの似合うお庭となっています。

石でつくったアールのラインは和風庭園の流れをイメージしたもの。美しいラインで仕上げてくださった、現場の職人さんに感謝です。

これから冬に向かい、緑は少なくなってしまいます。　そんな季節でもデザインだけで楽しんでいただけるお庭になっています。

室内から見たお庭です。　フェンスとお隣の壁だけだった景色がガラッとかわり、お客様もとても喜んでいただけました。

もともと、眺める庭がご希望だったお客様ですが、あえてウッドデッキをご提案した理由もお分かりいただけるでしょうか？

ウッドデッキがあることで、室内とお庭が自然につながって見えるのです。

靴を履いて庭にでなくても、窓をあけてちょっと夕涼み、というのも素敵ですね。　濡縁でスイカを食べる、そんな景色が思い浮かびます。