トータルバランスに配慮した外構リフォーム

こんにちは。ガーデンプラスつくばの小川です。

当店で外構のリフォームを承る際、気を付けるのが「後付け感」です。一次工事分とのバランスが悪いと不格好になってしまい、折角のお住まいも引き立ちません。機能性はもちろん重視したいポイントではありますが、せっかくリフォームするなら見た目にもこだわりたいですよね。

今回ご紹介するお客様もリフォームをご希望されていました。リフォームに関するご要望はこちら。

・駐輪スペースをつくりたい

・カーポートを設置したい

・角地の道路から奥まった部分のセキュリティ向上のために、侵入防止対策をしたい

以上の３点について、ご要望をいただきました。二次工事ですので既存の設置物と違和感のないよう、トータルバランスには特に気を付けてプランを設計いたしました。

まずは施工前のお庭からご紹介いたします。

こちらが施工前のファサードです。

駐車スペースは既にお持ちでしたので、カーポートの設置位置は決定しています。ご要望にもあった駐輪スペースの設置につきましては、玄関脇の芝生のスペースを使うことにいたしました。

このあとご紹介する建物の裏手にも丁度良いスペースがあったのですが、生活上の動線を考慮して玄関近くに設けるプランをご提案。最短距離で駐輪スペースと玄関を行き来できるようにしました。

先ほどの施工前から、工事によってこのように変わりました。

新設したカーポートは、直線的なデザインを施されているお住まいとの一体感を感じられるよう、フラットスタイルを選択。外壁や構造物の一部と共通点を持たせることで、後付け感を緩和させています。

そして先ほどご説明させていただいた駐輪スペースはこのような仕上がりになりました。

いかがでしょうか。

足元は土間コンクリートを打設して自転車が停めやすいよう水平に仕上げ、雨よけ用のサイクルポートもセットで設置しました。自転車って、屋根のないところに停めているとあっという間に錆びてしまうんですよね。そこで大切な自転車を長く使っていただけるように、サイクルポートもつけました。

さらに道路際ということもあって通行人やご近所の視線が気になる箇所ですので、目隠しのためのスクリーンフェンスも設置しました。動線の確保のために玄関近くに設置したので、デザイン性も重視してあえて明るいトーンの木目調カラーを選択し、外構のアクセントとなるように設計。縦のスリットが玄関前の柱と同調し、色味が異なっても違和感のない仕上がりになっています。

別角度から見た駐輪スペースです。

実は敷地の角に枕木材が配置されているのですが、スクリーンフェンスと隙間を開けずに設置して、玄関側だけを通路として使用できるようにしました。出入り口が一か所というのは少々不便に感じられるかもしれませんが、これも防犯性を高めるため。人目につきやすい玄関側だけを通路として確保したことで、自転車盗難の抑止に繋がるよう施工しました。

そしてもう一か所、防犯性を高めるための工事を行いました。

こちらは枕木材が配置してある角を曲がったスペースなのですが、メインの通りからは見えにくいのでお施主様がセキュリティ面を気にされていました。ただ、フェンスで囲ってしまうと、折角の空間が使いづらくなってしまいます。そこで必要な時だけクローズにできる、チェーンポールの設置をご提案いたしました。

こちらが施工後のお写真です。

埋め込み式のチェーンポールにしたので、必要のない時は地中に収納できます。かるく跨げてしまいそうな高さではありますが、侵入抑止にはとても効果的。跨ぐというワンアクションが必要なだけでも、犯罪者心理的にそのお宅はやめておこうとなるのです。来客時の駐車スペースとしても便利なマルチスペースの活用法はそのままに、気になるセキュリティ面をクリアできました。

いかがでしたでしょうか。

特に新築のお住まいは住んでみてから、「こうすればよかった、ああすればよかった」と気づきが出てくるものです。リフォームで設置物を追加してもトータルバランスに気をつければ、まるで最初から付いていたかのような一体感を生み出せます。お庭の使い勝手を向上させるリフォームをご検討の際は、お気軽にガーデンプラスまでご相談ください。