霜の降りないお庭づくり
野菜や植物が傷み、歩行を妨げるお庭の霜。今回は霜を防ぐお庭づくりのコツをご紹介いたします!

こんにちは。ガーデンプラス本部ブログ担当の中谷です。
先日、北海道の函館で冬の訪れを知らせる初霜が観測されました。今年は全国的に暖かく、観測の続く145年間で最も遅い初霜となったそうです。
そもそも霜とは、空気中の水蒸気が地上付近で氷の結晶になったもの。これが上空で凍ると雪になります。霜は冬の訪れを知らせてくれる風物詩でもありますが、お庭に降りる霜は少々厄介です。特にお庭で家庭菜園をされている方や植物を育てている方にとっては頭の痛い現象でもあります。霜柱ができることで根の浅い植物は根ごと持ち上げられて枯れてしまったり、葉物野菜が傷んでしまったりするので、冬が訪れる前に寒さ対策が必要となります。お庭の植栽や菜園の霜・風対策についてはこちらをご覧ください。
そして霜はお庭の土の部分に降りますが、霜が溶けた後は水分が残って足元が泥だらけになってしまいます。アプローチや園路を土のままにしておくと、毎日の歩行がとてもストレスになりますね。
そこで霜の降りないお庭づくりをご紹介いたします。ぜひリフォームの際のご参考になさってください。
①洗い出し仕上げ
自然の優しい感じを残したい方は、砂利の洗い出し仕上げはいかがでしょうか。洗い出し仕上げとはコンクリートに砂利を入れて、表面が硬化する前に水で洗い流して砂利を露出させる手法のこと。ベースはコンクリートなので霜が降りることもなく、表面の砂利の凹凸面が凍結する冬場の滑り止めにもなってくれますよ。デザイン面でも砂利の大きさや色合いで印象がガラリと変わります。淡いブラウン調なら優しい印象に、ダークな黒やグレーならスタイリッシュに仕上がりますよ。砂利の種類についてもぜひお気軽にご相談ください。
②タイル貼り
タイルも霜が降りない部材の一つ。カラーや表面の陰影で様々な表情が引き出せます。こちらのお宅ではアプローチはブラウンのボーダータイル、その他のスペースにはスクエアタイルを使用しました。同じタイルを一面に貼っても素敵ですが、タイルでデザインに変化をつけて空間の違いを視覚的に表現することもできます。最近のタイルは滑りにくく清掃性の高い商品が多いので、日々のメンテナンスも軽減されますよ。
③スタンプコンクリート
駐車スペースも霜が降りると困る場所。霜柱が溶けると足元が汚れ、お車や玄関の中にまで泥を持ち込んでしまいます。駐車スペースというと土間コンクリートを打つことが多いですが、コンクリートの利点を生かしたままデザイン性を求めるなら、スタンプコンクリートはいかがでしょうか。スタンプコンクリートとはコンクリートの表面に色や模様をつける手法。土間コンクリートではクールで無機質な印象になりますので、優しい印象のお庭では少々浮いてしまいます。こちらのスタンプコンクリートは天然の木材を敷き詰めたようなナチュラルなデザインで、芝生や植栽の緑豊かなお庭にも調和していますね。
こちらもスタンプコンクリートですが、乱形石をモチーフにした少し高級感のあるデザイン。普段は外構の彩りとして華を添え、来客時は臨時のお車の駐車スペースとして活躍します。強度の高いコンクリートなので、重量のあるお車でも安心ですね。
④タイルテラス
お庭の中でも日当たりの良い場所は、特に霜が溶けて足元がぬかるみやすくなります。そんな主庭にはタイルテラスはいかがでしょうか。お庭にタイルを施すことで、霜が降りず雑草も生えないお庭に仕上がりますよ。高級感やエレガントさが魅力のタイルですが、優しい暖色系を遣うとこちらのお庭のようなナチュラルな仕上がりになります。お好みのテイストに合わせてお選びくださいね。
⑤インターロッキング
遊歩道や公園にも施されることの多いインターロッキング。小さなお子さまからお年寄りまで幅広い年代が行き来する公共の場で、歩行性の高さや景観の美しさから採用されています。少しアンティーク感のあるデザインを使うとヨーロッパ調の石畳風に、ダークな色調を使うとモダンな印象に仕上がりますよ。こちらのお宅のようにカラフルなブロックを使えば、彩り溢れるアプローチに仕上がり外構が華やかに。お庭の彩りとしてもおすすめのインターロッキングです。

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最後までお読みいただきありがとうございます。店舗では部材のサンプルもございますので、デザインのイメージが湧かない方もお気軽にガーデンプラスまでご相談ください!
ガーデンプラス本部
Web担当
中谷麻美
野菜や植栽の育て方、お庭の楽しみ方などを詳しくご紹介します。