剪定が楽しみになる!ドライフラワーにできるお庭の花や木
庭木を植える際に避けて通れない剪定。ドライフラワーになる植栽を植えれば剪定の作業も楽しみにできます。

こんにちは、ガーデンプラスの中川です。
ガーデンプラス本社のある神戸では秋雨前線の影響で、昨日あたりから朝晩が涼しくカラッとした秋の空気を感じられるようになりました。
そろそろ秋冬のお庭の仕様を考えないとなと思っているところですが、我が家の庭は雑草が生い茂り、いつの間にか庭木も枝を伸ばして歩くのも大変になってきました…
庭木や草花を植えると、どうしても必要になる剪定や切り戻し。
枝や葉の処分が大変だからと植栽を植えるのに躊躇されている方もいらっしゃると思います。
今回は不要になった枝こそ活かせる「ドライフラワーになる庭木」をご紹介いたします。
ナチュラルで様々な表情のあるドライフラワーは、人気の北欧系のインテリアとも相性抜群で人気が高まっていますね。
またドライフラワーを作るシーズンは、空気が乾燥する秋冬がベスト!
ドライフラワーとして生かせる植栽を植えて、面倒な剪定作業を「家を飾る楽しみ」に変えてみませんか?
■ドライになる庭木
・ユーカリ
香りも楽しめるユーカリの葉は、大きなもの、小さなもの、丸葉のものなど様々なかたちがあり、鉢植えでも楽しめます。シルバーがかった緑が涼し気な印象ですが、乾燥してもほとんどこの色味が残ります。剪定した枝のまま、吊るしたり飾っておくだけで自然とドライになってくれます。ドライフラワーの葉物として欠かせない存在です。
常緑樹なのでシンボルツリーにもぴったりですが、根が張るため植え替えが難しいです。オーストラリア原産で乾燥や日差しには強いですが、寒さや湿気には弱い傾向があるため、日のよく当たるところで風通しのよい場所に植えてあげてください。
・ミモザ
3月になると黄色いふわふわとした花が細葉にたくさんできるミモザは、庭木としても華やかです。剪定後もこのまま色があまり変わらずにドライになります。吊るして乾燥させるか、シリカゲルなどに埋めて強制的に水分を飛ばすかの方法がおすすめです。
水分がなくなると花が落ちやすくなるのですが、無香料の少しワックスが入っているようなヘアスプレーをドライになってからかけておくと、花が落ちにくくなるそうです。
ミモザもオーストラリア原産で、日光と乾燥した気候を好みます。庭植えするときは日当たりと風通しが良いところへ植えてあげてください。また幹や枝が柔らかいので、添え木をして育ててあげると強風で倒れる心配もありません。
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・コニファーなど針葉樹
実はコニファーとも呼ばれる針葉樹も、ドライになっても色・形が保てる木です。家庭用のコニファーで良く見かけられるのはブルーアイスやエレガンテシマ、ゴールドクレストですが、和風庭園でも見かけられるヒバやスギなどもドライにできます。
上に伸びる立性のもの、横に広がる這性のものなど色々な種類がありますが、成長が遅く、寒さに強い常緑の種類が庭木には人気です。夏の終わりから秋の初めに、夏に伸びすぎた枝を軽く剪定し、成長が遅くなる冬には樹形自体を整えるためにしっかりと剪定します。
・西洋アジサイ、カシワバアジサイ
日本原産のアジサイも、花をドライフラワーにできます。ですがドライにしやすいのは「秋色アジサイ」と呼ばれる、秋まで花が咲いた状態のアジサイ。退色してグリーンやブラウンかかったアンティークカラーになります。秋まで咲き続ける品種は少なく、アジサイの中でもアナベルなどの西洋アジサイやカシワバアジサイ、アジサイに近いノリウツギといった品種は秋まで花が残り、ドライになりやすいです。
アジサイは日本原産というだけあって日本の気候に適した品種です。鉢植えでもよいですし、日陰のお庭でも咲いてくれます。その分、強烈な日差しや乾燥に弱いので、水切れには注意してあげてください。剪定してドライにする場合は、上で述べたように秋口に入り、花が退色しだしてからが良いです。残念ながら葉っぱはドライに向きませんので、花のふんわりした姿をお楽しみください。
■剪定後の庭木はスワッグがおすすめ
ドライフラワーにするにはいくつかの方法がありますが、上にあげた植物ならば吊るすだけのシンプルな方法でOKです。
リース状に丸めてドライになるのを待つのもいいですが、どうせならダイナミックな剪定後の枝ぶりを活かしたスワッグがおすすめ。
お花屋さんでも最近はドライになる花や枝を扱っておられるところが多いので、一種類だけじゃ寂しいなというときはドライにできる花や実物を買い足すのも良いと思います。
新芽や柔らかい葉を取り除き、あまり葉が込み合わないようにボリュームを調整しながら根本を束ねて吊るしておきます。
水分を多く含む新芽や柔らかい葉は、ドライになる過程でしんなりと形が乱れたり、変色してしまいます。また葉が込み合っているところには水分でカビが生えてしまうことも。
束ねたら、日光が当たらず風通しのよい乾燥したところに吊るして待つだけです。
枝ぶりを活かしたダイナミックなスワッグに仕上がります。
剪定は大変な作業ですが、庭木を健康に育てるためにも必要な作業です。
上記以外にも、常緑樹や葉の厚みがある庭木は花瓶に生けても長く観賞できます。
ぜひ庭木のある生活をお楽しみください。

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昨年もドライになる針葉樹で生のクリスマスリースを作ったのですが、半年以上は緑が続きました!スワッグなら更に簡単に作れるので、ぜひ試してみてくださいね。
ガーデンプラス本部
Web担当
中川知春
お客様の目線に立って、お庭の楽しみ方や情報をお伝えしていきたいと思います。