長く楽しめるアジサイの仲間
剪定のため7月半ばには姿を消すアジサイに代わる、長く楽しめるアジサイの仲間をご紹介します。

こんにちは、ガーデンプラスの中川です。
今回のブログでは、長く楽しめるアジサイをご紹介します。
前回「秋色アジサイ」といって、アジサイは秋ごろまで色変わりしながら長く楽しめると書きましたが、実際にはアジサイの名所は8月には終了するように思いませんか?実は日本のアジサイのほとんどは「旧枝咲き」といって、今咲いている花の下に来年花をつける枝の芽が出るため、花後すぐに剪定をしないと来年は花のない株になってしまうのです。そのため、管理の行き届いた庭園やアジサイの名所では、7月には剪定をして来年の準備に入ってしまいます。
お庭でもアジサイの両性花が開ききったら剪定のタイミング。旧枝咲きという特徴のせいで夏の盛りには剪定がすんでしまうアジサイですが、今回は夏も楽しめるアジサイの仲間をご紹介します。
新枝咲きで来年も花を咲かせる「アメリカノリノキ・アナベル」
北米原産のアメリカノリノキを品種改良して作出されたのが、このアナベル。前回もご紹介しましたが、つぼみの頃は緑、咲き進むと白になり、そのままにしておくとまた緑へ戻っていくという爽やかなグラデーションが楽しめます。
アナベルは「新枝咲き」といって、3月ごろに伸びてくる若枝に花をつけるため、剪定時期は春先までならいつでもOK。花の色変わりを夏中楽しむことができますし、秋冬には立ち枯れになってアンティークな美しさを見せてくれますよ。ドライフラワーにもおすすめです。
アジサイより遅れて咲く「ノリウツギ」
ノリウツギの木もアジサイの仲間でよく似た花を咲かせますが、花は円錐形に集まり、豪華です。花期は7月から9月ごろまででアジサイよりも遅れて咲きだし、樹高も2mぐらいありますので庭木としても人気です。色変わりを楽しんでから剪定しても問題ありません。
紅葉が楽しめる「カシワバアジサイ」
円錐形に花が咲く、存在感のある「カシワバアジサイ」。こちらもアメリカ原産のアジサイです。ノリウツギとの見分け方は大きな葉の切れ込みで、「カシワバ」の名前の由来となっています。成長するとかなりボリュームのある株になりますので、アプローチやお庭の角に植えても迫力があります。
開花期はアジサイと同じぐらいで旧枝咲きのため、アジサイと同じく花が終わったら剪定するのですが、カシワバアジサイの見どころは葉の紅葉。渋みのあるブラウンへ変わっていくので、秋へと移り変わっていくお庭に風情を添えてくれますよ。
その他、品種改良により作出された新枝咲きのアジサイや二季咲き・四季咲きのアジサイも流通するようになりました。アジサイを買い求めるときに、ちょっと注目してみてくださいね。
いかがでしたでしょうか?アジサイの仲間はなんといっても育てやすいので、初心者の方にもおすすめです。また花の少ない7月初めのお庭を飾ることができるので、爽やかな夏の花としてぜひお庭で育ててみてください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。アジサイが終わったら盛夏のシーズン、剪定後の涼し気なアジサイの葉も楽しみですね!
ガーデンプラス本部
Web担当
中川知春
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