物覚えが良く、遊び好きなポメラニアン!お庭での遊び方を紹介
身体能力が高く、賢いポメラニアンと一緒に楽しめるお庭遊びをご紹介します。

ふわふわとした毛並みが特徴的で、小型犬の中でも人気の高いポメラニアン。血統書を発行しているジャパンケネルクラブによると、2021年には19,832頭が登録されており、日本で4番目に多く飼われている犬種です(≫2021年 犬種別犬籍登録頭数)。
また「いぬのきもちWeb」での2020年7月のアンケート調査(≫甘えん坊で愛くるしい姿にキュン♪ ポメラニアンの魅力を飼い主が熱く語る!)では、室内飼育されているポメラニアンは全体の98.1%、残りの1.9%も「どちらかというと室内飼育」という回答だったので、ポメラニアンを飼われている方は、まず室内環境を整えていることと思います。
一方で活発で運動能力の高いポメラニアンは、多くの運動を必要としないものの、屋外で思い切り遊ぶことがストレス解消や好奇心を満たすことに繋がります。ポメラニアンが安心して遊べるお庭づくりが、お家をより一層楽しい空間にしてくれるでしょう。
そこでこの記事では、ポメラニアンの特徴を踏まえて、お庭で楽しめる遊びを中心にご紹介していきます。
忠誠心が強く、物覚えも良いポメラニアン
小さな体に、首周りのたてがみのような長毛が特徴的なポメラニアン。愛らしい見た目で多くの人を魅了するわんちゃんです。
ポメラニアンのルーツは、ソリ引きなどを手伝っていたサモエド(スピッツ系)で、その後ドイツ・イギリスで小型化が進み、現在の犬種となりました。体重2kgほどの小さな体にパワフルさを秘めています。
性格は明るくフレンドリーで、人に懐きやすく、使役犬をルーツに持つことから飼い主さんに忠誠心を発揮してくれます。また、遊びが好きなうえに、物覚えが良く身体能力も高いことから、お庭遊びを楽しむパートナーにもなってくれます。
一方でポメラニアンは、縄張り意識が強く、環境の変化や外的刺激に敏感です。決して攻撃的というわけではないものの、見慣れない物には勇敢に立ち向かっていく度胸があります。そのため、お庭にはフェンスを設けて外からの視線を遮るなど、ポメラニアンが安心して過ごせる環境を作ってあげることが大切です。
その他、ポメラニアンは足の骨が細いため、長時間の運動は避け、足腰に負担がかかりやすいジャンプなどを繰り返させないようにしましょう。また、体が小さく地面の照り返しを受けやすいほか、ダブルコートのふわふわした毛並みを持つため、夏場は熱中症に注意が必要です。
ポメラニアンは体が小さい分、多くの運動量を必要としません。成犬でもお散歩は1日2回各15分程度が目安です。
そのため、エネルギーを発散させるというよりも、ストレス解消や好奇心を満たすために、お庭遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか。
お散歩時間を考慮しつつ、1回10〜15分程度を目安にポメラニアンとお庭遊びを楽しみましょう。
では、ポメラニアンと一緒に楽しめるお庭遊びをご紹介します。
コミュニケーションを楽しめるボール遊び
忠誠心が強く、飼い主さんと一緒にいることが好きなポメラニアンは、ボール遊びを楽しんでくれるでしょう。フェンス設置など脱走防止対策をしていれば、ボール一つで十分遊ぶことができます。
誤飲の危険がある小さなサイズのボールではなく、愛犬がくわえられる程度のサイズを選びましょう。また、わんちゃんにボールを与えて後は自由に遊ばせる、という遊び方をすると、誤飲や怪我の危険があります。愛犬に寂しい思いをさせないためにも、コミュニケーションを大切にボール遊びを楽しみましょう。
さらに、ボールを取りに行った先で、夢中になって物に飛び乗ることも考えられます。着地の際に怪我をする恐れもあるため、ポメラニアンが過ごすお庭では、できる限りよじ登れる場所や段差をなくすよう心掛けることが大切です。
子犬期にもおすすめの引っ張りっこ
引っ張りっこは、専用のロープやおもちゃさえあればできる遊びで、準備も手軽です。飼い主さんと一緒になって遊ぶことができるため、わんちゃんにも喜んでもらえます。子犬期の噛む欲求を満たすためにもおすすめです。
引っ張りっこを続けていると、徐々に犬が興奮してくることがあります。うなったり、おもちゃを振り回したりする前に、クールダウンの時間をしっかりと取りましょう。
おもちゃを離さない場合にはフードをあげて、徐々にフードなしでも飼い主さんの合図でおもちゃを離すように教えていきます。おもちゃはいずれも誤飲がないような大きさで、壊れにくい物を選びましょう。
賢いポメラニアンも楽しめるおやつ探し
おやつ探しは、物覚えが良く賢いポメラニアンとのお庭遊びにぴったりです。お庭の中の数カ所におやつを隠し、わんちゃんに探してもらいましょう。
室内でも楽しむことができるおやつ探しは、お庭で行うことで、日光を浴び、土や空気の匂いも楽しみ、室内よりも広く動き回れるなど、犬がもつ欲求をより満たすことに繋がります。
自宅ドッグランでより自由度高く遊ぶ
お庭のスペースに余裕があれば、自宅ドッグランを作ってみてはいかがでしょうか。自由に走り回ることをはじめ、ポールやトンネル、シーソーなどのアジリティー(障害物)を設置すれば、ドッグスポーツを愛犬と一緒に楽しめます。
ただし、ポメラニアンは前述の通り、骨が細く、骨折や脱臼をしやすいため注意が必要です。愛犬とのお庭遊びでアジリティーを取り入れる場合は、ジャンプしてハードルを飛び越えるといったことよりも、登ったりくぐり抜けたりするアジリティーにしたほうが良いでしょう。
また、お庭の舗装も大切で、天然芝や人工芝、ゴムチップなど柔らかい素材で舗装しておくと、足腰への負担が軽減されるため安心です。愛犬の健康を保つためにも、お庭で安全に運動してもらえるといいですね。
その他、熱中症対策も重要です。涼しい時間を選んで遊んだり、昼間もシェードやオーニング等で日陰を作ってあげてください。また、最近では保冷剤を首に沿わせることができる「ネッククーラー」も犬用サイズが豊富なので、体調を見て活用するとよいですね。
まとめ
室内だけでなくお庭でも遊べるようになれば、わんちゃんはこれまで以上に楽しく過ごせるのではないでしょうか。
ポメラニアンは体が小さい分、長時間の遊びは疲れや関節痛などに繋がりやすいため、お庭で楽しく遊んだ日は、散歩時間を少し減らしてあげるなど工夫しましょう。
今回ご紹介した「ポメラニアンに合ったお庭での遊び方」のポイントをぜひご参考いただき、こんなお庭にしてみたいというご要望がありましたら、ガーデンプラスまでお気軽にご相談ください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。ガーデニングも楽しみつつ、愛犬とも遊べるお庭づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。
この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
「DogHuggy Magazine」の運営を担当する犬のプロが記事監修を行っています。
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