お庭のプロに聞く!お庭の目隠しアイデア10選
安心できるお庭空間を作ったり、生活感を見えなくできるエクステリアやアイデアをご紹介します。
今回のテーマは、「目隠しのアイデア」です!
コロナ期間に在宅ワーク等を経験された方や、普段家で過ごされる方は、「お隣さんや道路の気配が気になる」と感じる方も多いのではないでしょうか?面識のあるご近所さんなら何のストレスもありませんが、不特定多数の人が通る道路や駐車場に隣接していると、お庭でのんびり過ごしたいときも気になりますね。また逆に洗濯物や掃除道具など、生活感が外から見えないようにしたいという方も、新築・リフォーム工事を問わずたくさんいらっしゃいます。
今回は「しっかり隠したい」「なるべく安く済ませたい」「おしゃれに目隠ししたい」の3つのポイントからおすすめのエクステリアや目隠しのアイデアをご紹介します。
目次
【しっかり隠したい!】方への目隠しアイデア
横スリットの入った目隠しフェンス
目隠しフェンスといえばこのデザインですね。横板の間にわずかなすき間を空けた横スリットタイプです。スリットが入ることで通気性が保たれるほか、強風時も風圧を逃がす効果も合わせて得られます。また見た目にはわずかな高さですが、すき間があることによって圧迫感が和らぎます。様々なカラーがラインナップされていますが、一番人気は木目調デザインが施されたタイプ。通常のアルミ製フェンスよりややコストが高くなりますが、片面だけ木目デザインになっているタイプは両面デザインよりも安いので、長い距離に設置したい方にもおすすめです。
ルーバータイプの目隠しフェンス
完全目隠しタイプのフェンスなら風通しにも配慮されたルーバー構造になっていると安全です。重なったルーバーの間から風が抜けるほか、熱気も逃がしてくれますよ。しっかり目隠しできますが、明るい色をお選びいただくと圧迫感も抑えることができます。
目隠し塀
重厚感や高級感を持たせたい外構デザインには、ブロックを積んだ塀や門柱も根強い人気です。一昔前は「ブロック塀」というと地味で無骨なイメージでしたが、最近では化粧ブロックや有孔ブロックなど積むだけでオシャレにできる材料を使ったり、塗装やタイルで仕上げることでデザイン性の高い塀を作ることができるようになりました。また塀の隙間を作り、角柱や鋳物フェンスを組み合わせることで、抜け感を演出することもできます。
【なるべく安く済ませたい】方への目隠しアイデア
ポイントづかいのフェンス
価格を抑えたい方は、隠したい場所だけフェンスを設置するのもおすすめです。浴室の窓の前、勝手口の前などに幅の短いフェンスをつけるだけでなく、長い支柱を使って視線の高さに合わせた上部だけ横板をつけるといった工夫もあります。元々メッシュフェンスやブロック塀が設置されているところへの追加リフォームにも使えるアイデアです。
エクステリアにサイドパネルをプラス
他のエクステリアに、オプションのサイドパネルを取り付けることで、目隠しを兼ねることもできます。例えばテラス屋根やカーポートにはほとんどの場合、オプションとしてサイドパネルがあります。雨風の吹き込みを防ぐだけでなく、視線の高さや洗濯物を干す位置に合わせた目隠しができますよ。
物置
実は、物置は幅が広く背が高いので、目隠しを兼ねることができます。お庭の整理整頓にも役立ち、一石二鳥!のサイズバリエーションが豊富なので、お庭や設置場所の広さに合わせて圧迫感のない大きさ・奥行きを選ぶのがポイントです。
シェード
掃き出し窓を隠すだけであれば、ロールスクリーンのように収納できるシェードはいかがでしょうか?風通しがよく、日除けもできますので、ウッドデッキやテラスで暑い時期も快適に過ごせます。馴染みやすいナチュラルカラーだけでなく、赤や緑などカラーバリエーションも豊富で、お庭のアクセントにぴったりです。
【おしゃれさ重視!】の方におすすめの目隠しアイデア
縦格子フェンス
縦格子タイプのフェンスは「半目隠しフェンス」とも呼ばれ、通気性や採光性が良いのが特長。縦に長いラインはシャープですっきりと見え、和風のお庭や植栽にもよく合います。実は斜めからの視線はしっかり隠すので、ちょうど通行する人の視線を防ぐことができるので、玄関前や道路に接したお庭にもおすすめです。
採光タイプ
しっかり隠すデザインのフェンスではお庭が暗くなりそうな場合は、採光タイプという選択肢もあります。すりガラスのような質感で、内側を隠しながら光を取り込むことができるので、モダンで爽やかな印象に。窓のようなパネルタイプのほか、風を通すルーバータイプもあります。
樹脂製フェンス
樹脂製フェンスは、柱と横板を現場で組み合わせる自由度の高さが魅力。そのため高さや隙間の幅を調整するだけでなく、ツートンカラーにすることもできます。ほとんどはナチュラルな木目調の質感が施されており、ホワイトやグレーカラーはその上からペイントしたように仕上げられています。腐食やささくれの心配もなく、デザインを楽しめるフェンスです。
お庭を目隠しするメリット
安心感がある
お庭は駐車スペースや遊び場所となるだけではなく、周囲のお住まいや道路といったパブリックスペースとの緩衝地帯という役割もあります。道路やお隣の建物との間に距離があるほど…つまり、お庭が広いほどお互いが見えにくくなり、プライバシーが守られるのですが、最近の住宅は外構面積が狭くなりがちなので、戸建といえどお隣さんや道路と建物との距離が近くなるケースがほとんどです。そこで活躍するのが目隠しフェンスや塀。物理的に建物を隠すことで、安心して生活できます。
お隣さんも気兼ねなく庭が使える
ご自宅を隠せるということは、外から見たときも生活感が見えませんので、周りの方も気楽にお庭を使うことができます。例えば洗濯物を干すスペースとお隣のアプローチが隣り合ってしまった場合、どちらの家の人も遠慮しながら庭を使うことになりますが、目隠しフェンスが1枚あればお互い気持ち良く暮らせますね。
窓からの眺めが良くなる
リビングや寝室でくつろいでいるとき、交通量の多い道路や隣の工場の古びたトタン塀、無骨なブロック塀などが窓からの視界に入ると、眺望も台無しになってしまいます。敷地境界に設置する木目調のフェンスや採光性の高いパネルは、外からの目隠しという役割だけでなく、お庭の背景としても活躍し、安心感のある空間を作ってくれますよ。植栽も引き立ちますので、ガーデニングのお手入れに力が入ります。
防犯対策に役立つ
共働き世帯など日中留守が多いお住まいでは、外から留守だなと分かってしまうと空き巣や泥棒の被害に遭いやすくなります。目隠しフェンスを付ければ室内の様子が見えにくくなり、外からも不在かどうかが判別しにくくなって安心です。その他、踏むと音が鳴る防犯砂利や、センサー・タイマー付きの照明なども組み合わせて対策すると、より防犯効果が高まります。
光や音を軽減できる
隙間の小さな目隠しフェンスは空気の振動を弱められるため、防音効果が期待できます。道路とお庭の間はもちろんのこと、駐車スペースの周りに目隠しフェンスをつけることで夜間車を停めるときの排気ガスや光、音を軽減。朝早くに出勤される方や、夜遅い帰宅が多い方も気兼ねなく駐車できますね。また防音専用のパネルも販売されていますので、気になる方はご相談ください。
お庭を目隠しする時の注意点
お隣さんへの配慮
しっかりした目隠しフェンスを設置する場合は特に、採光性や通気性が低くなりますのでお隣さんへの配慮が必要です。特に設置場所と窓が近い場合は、フェンスの種類だけでなくカラーにも着目してみてください。ホワイトカラーや明るい金属色のフェンスは光を拡散してくれるので、暗くなりにくいです。
風圧を受けやすいため、高さに注意
しっかり目隠ししたいとしても、隙間のないフェンスほど風圧を強く受けることになり、破損につながります。高台やブロック塀の上、また沿岸部など風の強い場所はフェンスの種類や耐風性能を十分検討し、外構業者にも相談してください。また頑丈なブロック塀でも高すぎると地震等の被害に遭った時に倒壊する危険がありますので、施工基準に合った条件で施工してもらいましょう。
動線が必要なところは門扉と組み合わせる
今までオープンだった場所にフェンスを付ける場合、動線が断ち切られることになります。特にアプローチまわりや勝手口など、生活動線が重なる場所へフェンスの設置するときは、設置後の生活を想像してみましょう。道路や駐車スペースなどへの動線を維持したい場合は、フェンスと同じデザインの門扉を選ぶと違和感がありません。
ほどよい見えにくさを検討する
目隠しすることのメリットとして「防犯対策」を挙げさせていただきましたが、一方、外から見えなくなることで、中で何が起こっているか分からないという考え方もあります。中に入ってしまえば外から気付かれにくい家も狙われやすいので、ご高齢の方や小さなお子様がいるご家庭は、「塞ぎすぎない」という点にも注意が必要です。
些細なことでも大歓迎!お気軽にお問い合わせください
お庭に関する事なら、ガーデンプラスへお任せください。ガーデンプラスは、全国で外構工事を手掛けるガーデンメーカーです。店舗でのご相談はもちろん、フォームやお電話からのお問い合わせも承っております。
記事に関してのご質問は、外構のプロスタッフがお答えいたします。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!新築外構からお庭のリフォームまで、お気軽にご相談ください。
ガーデンプラス本部 担当:横田直哉
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