かんたん庭レシピNo. RCP23737植栽情報

posted by  ガーデンプラス本部

種まき用培養土を使った苗の生育レポート

お庭にたくさん花を植えたい場合は、種から育てるとコストを抑えられます。夏の花壇用に、種まき培養土を使って苗を育ててみました。

ムーミンC

こんにちは、ガーデンプラスの中川です。

 

強い日差しに高温・高湿度と、本格的な夏が近づきつつありますね。お庭の花壇も夏の暑さに耐えられる花に植え替える時期です。
しかし植栽スペースが広いと、面積を埋めるためにかかる植栽のコストも気になるところです。宿根草は根付けば毎年買わずに済みますが、開花期以外のシーズンには葉っぱのみなので、やはりお庭を手っ取り早く彩るには価格が手ごろな一年草も植えたいですね。

 

私の庭でもビオラが萎れてくる6月頃に向けて、夏の花壇用の苗を準備しはじめました。この春は特に外出自粛期間を利用して、種から花苗を育ててみましたので、早速レポートをしたいと思います。

4月29日・種まき

水につけておくだけで培養土ポットができる「ジフィーセブン」。場所もとらないのでおすすめです。

水につけておくだけで培養土ポットができる「ジフィーセブン」。場所もとらないのでおすすめです。

今回使ってみたのがこちら。種で有名な「サカタのタネ」さんから発売されている、種まき用培養土「ジフィーセブン」です。種まき用の土が乾燥・圧縮され、不織布が巻かれてコイン状に成型されています。
※ガーデンプラスやエクスショップでは取り扱いがありませんので、個人的に購入してトライしております。オンラインショップやホームセンターなどでも購入できますよ!

食品用のトレーを再利用して20個ほど並べました。

食品用のトレーを再利用して20個ほど並べました。

土でできたコインを水にひたすと30分もしないうちにむくむくと膨らみます。これで種まき用の土とポットが完成。去年バジルを種まきしたときは土の用意に時間をとり、かつポット苗の置き場所が必要だったのですが、今年はこれだけコンパクトなので、種まきから水やりまで家の中だけで管理できました。

 

今回は丈夫な一年草のマリーゴールドを育てることにしました。真夏の日光に耐え、かつ虫や病気に強いため、毎年庭のガード役として植えています。オレンジの強い色なので、夏の花壇のアクセントとしてぴったりですね!そのほか、夏花壇の定番のジニアやバジルなども種をまきました。どれも種から撒いても丈夫で育てやすい品種です。

中央の毛のようなものがマリーゴールドの種

中央の毛のようなものがマリーゴールドの種

植えるときは割りばしの先端などで少し掘って2~3粒ほどまとめて撒きます。種はすべてが発芽するわけではないので、やや多めに撒いて間引きをするのが基本の育て方。土が水をふくんでふわっとしているので、簡単に掘れます。あとは掘った分の土をほんの少しかぶせて終わりです。またトレーは食品用のものを再利用しています。

 

水やりですが、朝晩トレーに薄く水をはってジフィーセブンに給水させ、霧吹きで表面を湿らせるぐらいのみでした。特に追肥などはしていません。置き場所はカーテン越しの窓際です。室内で過ごす時間が長かったので、乾燥具合も都度確認できました。

5月2日・発芽

見えづらいですが、土を押し上げて発芽しています。

見えづらいですが、土を押し上げて発芽しています。

4月29日に種まきして、5月2日に早くも発芽です。ジニアの方がマリーゴールドより遅かったのでやきもきしましたが、3日遅れぐらいで芽を出しはじめました。

5月12日・戸外で管理を始める

双葉が出そろいました。ジニアが窓の方へ間延びしはじめています。

双葉が出そろいました。ジニアが窓の方へ間延びしはじめています。

5月12日で双葉が出そろいました。このころから先に成長した芽が光を求めて間延びしたしたので、外に出して日光浴をさせるようにしました。土の量が少ないので、日光に当てる際には乾燥に注意です。芽が込み合ってきたら、丈夫な芽を残して間引きします。

5月29日・ポットへ植え替え

庭で日光浴をさせるようになると、とたんにしっかりした葉に。

庭で日光浴をさせるようになると、とたんにしっかりした葉に。

5月29日、本葉が出てきましたので、ポット苗に植え替えることにしました。本来なら庭にそのまま植えてもいいそうですが、うちは犬がいるので大事を取ってポット苗でもう少し育てることにしました(犬はたまに若葉を食べるのです…)。

培養土の底までしっかり根が張っています。

培養土の底までしっかり根が張っています。

培養土の中にしっかり根が張りましたね!
植え付けるポットの準備ですが、庭の土をフルイにかけてゴミや小石を取り除いてふかふかにして、出てきた小石をポットの底に敷いて再利用してからふるった土を入れるという手抜き仕様です。ジフィーセブンは不織布で巻かれていて透水性があるため、そのままポットに2個ずつ植えました。芽の繊細な根を痛めませんし、植え替え初期のぐらつきも回避できてよいですね。

6月27日・花壇へ植え替え

ポット苗に植え替えて一か月後のマリーゴールドとジニア。

ポット苗に植え替えて一か月後のマリーゴールドとジニア。

ポット苗に植え替えてから約1か月後がこちらです(途中の写真がなくてすみません…)。朝晩水をやるだけでしたが、もうすでに花が咲きましたね。

 

同じ時期に植えたジニアもこんなに背丈が伸びました。マリーゴールドは写真のようなサイズの苗が4ポット(ジフィーセブン8個分)、ジニアも4ポット(ジフィーセブン7個分)、バジルは2ポット(ジフィーセブン4個分)出来ました。

ポット苗の中はしっかり根が張った状態。少しほぐして植え付けします。

ポット苗の中はしっかり根が張った状態。少しほぐして植え付けします。

お庭に植えるためポット苗から出してみるとこの根の張りっぷりです。丈夫に育ってくれました。ここまで育つと安心して庭に植え付けられますね。ちなみに種をまき間違えて、ジニアとマリーゴールドの混植苗やジニアとバジルの混植苗が偶然出来てしまいました。もう少し計画して種をまき、寄せ植え用の混植苗を作ってみても面白いかもしれません。

 

 

今回はテストのため、それほどたくさんは作らなかったのですが、室内で管理できることもあって発芽以降も安心して見ていられましたし、ポット苗植え替え後も元気に育ってくれました。4ポットでも種の価格から考えるとコスパは十分です。たくさん植えたい品種だけでも、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?ハーブの苗などを育てたいときも、こういった種まき専用アイテムを使うと、室内で衛生的に管理できておすすめです。とても簡単に苗まで育てることができたので、次は秋まきの種でもチャレンジしてみようと思います!

 

 

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中川知春(ガーデンプラス本部)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。小さな種は特に発芽後の管理が大事なので、種まき用アイテムを使って室内で育てると安心できました。せっかく育ってくれたので、夏も元気に過ごしてほしいですね。

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中川知春

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