建物の印象を決めるアプローチ事例集

こんにちは。ガーデンプラス本庄の坂本です。

今回は打ち合わせの時に、どんなアプローチが良いか悩んでいるという方向けに、本庄店にて施工させていただいたアプローチ事例をご紹介します。

結局は、建物も含んだデザインテイストや予算等のバランスでアプローチをどうされるかプランナーと決められると思いますが、イメージの参考にしていただければ嬉しいです。

ファサードに駐車スペースを施工する外構レイアウトは多いですが、隣接するアプローチも土間コンクリートにすると駐車スペースが広がり、お車を入れるときや乗り降りの際に安全性が高まります。その他、将来的にお車をサイズアップして買い替えるときにも安心ですよ。

コンクリートというとシンプルなデザインになりがちですが、アプローチ部分だけ目地を細かく入れたり、レンガやインターロッキングブロックなどを使って、華やかさをプラスすることもできます。洗い出し仕上げやスタンプコンクリートといった舗装方法もありますので、ご相談ください。

こちらは以前のブログ記事でも取り上げた乱形石を使ったアプローチです。
乱形石とは、乱形（ランダムな形状）に加工した天然石のことで、コンクリートの上に貼り付けるようにして施工します。
職人が1枚1枚、その場で加工しながら石を組み合わせていくので、世界にひとつのデザインになるんですよ。

こちらのお住まいでは、駐車スペースから玄関までのアプローチに使用しています。お庭の人工芝や目隠しフェンスとのトータルコーディネートも良いですね。
色は比較的、どのようなお宅でも合わせやすいイエロー系を使用しています。

こちらのお住まいは道路から玄関までの距離が比較的短いのですが、乱形石を用いると、少ないスペースでもアプローチの印象が変わると思います。またシルエットに曲線を取り入れることで、視覚的に奥行きを感じやすい効果も狙いました。

今回はイエロー系・ベージュ系の石を使った事例をご紹介しましたが、ピンク系やホワイト系、黒系や鉄平石のようなサビ色もあり、カラーによってまた印象が変わります。

サンプル等もございますので、ガーデンプラス本庄の店舗にもご来店くださいね。

こちらはアメリカンスタイルのお住まいに合わせたアプローチです。大きなココスヤシが存在感抜群ですね！まわりは天然芝を張りましたが、アプローチは枕木を使いました。

と言っても、天然木ではなく、コンクリート製の「擬木（ぎぼく）」と呼ばれるエクステリアアイテムです。ヴィンテージ感のある枕木の質感や色合いをリアルに再現していますので、植栽にもナチュラルに馴染んでくれますよ。
もちろん、腐食や白アリの心配もないので、地中に埋まっていてもローメンテナンスで長く使うことができます。

こちらはちょっと珍しい、ウッドデッキをアプローチに使った事例です。左右の掃き出し窓の中央が玄関になっており、ステップもスロープにしました。

オールドアメリカンスタイルのお住まいには「カバードポーチ」という、玄関まわりのポーチ屋根を伸ばしてウッドデッキを組み合わせた建築がありますが、この事例ではテラス屋根と組み合わせているので、まさに後付けのカバードポーチといった印象ですね。人工木ウッドデッキ＋アルミ製テラス屋根なのでお手入れも簡単です。
ファサードが広く、主庭や駐車スペースと玄関まわりが並列しているレイアウトのお住まいには、こんな風にデッキをアプローチ代わりに使ってみてはいかがでしょうか？

いかがでしたでしょうか。

予算的な兼ね合いもあると思いますが、アプローチにこだわると玄関周りの印象が変わってくると思います。

アプローチは帰宅されるお客様や訪問されるお客様にとって、建物に入る前に必ず通る場所なので、ぜひ機能性やお好きなデザインにこだわってみてください。